2) 閉塞性気道疾患の病態生理、治療薬、注意点





閉塞性気道疾患とは
空気の通り道である気道が
何らかの原因で狭くなることにより
呼吸に支障が起きる疾患の総称です。

気管支ぜん息や
慢性閉塞性肺疾患が具体的な疾患です。



気管支ぜん息とは
気道粘膜において
慢性的に炎症がおきている疾患のことです。


炎症の結果
可逆性の気道狭窄及び
気道の過敏性亢進がおきます。


臨床的な症状としては
咳、呼吸困難などが現れます。


発作は季節の変わり目や
深夜~早朝に多いという特徴があります。


気管支ぜん息は
原因により
アトピー型(外因型)と
非アトピー型(内因型)に分類されます。


アトピー型は
I 型アレルギー反応によって
引き起こされることが多いです。


すなわち
IgE が肥満細胞や好塩基球に結合し
そこに抗原が結合して様々なケミカルメディエーターを遊離させ
遊離したケミカルメディエーターによって
様々な症状が引き起こされます。


又、薬剤に起因するぜん息として
大きく2つの薬剤が知られています。

アスピリン及びβ遮断薬です。


治療薬は 薬理学まとめました 2-5 3) 参照。

以下は箇条書きポイント。
※軽めの時がβ刺激っぽい。

※アミノフィリンは
テオフィリンを溶けやすくするために
エチレンジアミンを加えたもの。

※アミノフィリンの有効血中濃度は8~20ug/mL

※抗コリン薬(吸入)は
前立腺肥大、緑内障禁忌、COPD合併に有用。

※ステロイドは、うがい必要。

※経口のテオフィリンは
ピーク5~20ug/mL目標。

キサンチンオキシダーゼ(XO)で
代謝されるから
テオフィリンとアロプリノールと併用で
血中濃度上昇。

※CYP1A2で代謝
→マクロライド、ニューキノロン、H2。
CYP阻害で、血中濃度上昇。
煙草でCYP誘導されて、血中濃度減少。