4-1 8) 代表的な触媒反応(酸・塩基触媒反応)







酸・塩基触媒反応とは
酸、塩基が関与する触媒反応のことです。

水素イオンH(H
O
又は水酸化物イオンOHの触媒作用により加速される反応を
特に、特殊酸塩基触媒反応と呼びます。


特殊酸塩基触媒反応は
医薬品がどのような pH 下において
分解しないかを考えるために重要な反応となります。

水溶液中の、みかけの分解速度定数 k の対数と
pH の関係をプロットしたものが pH プロファイルです。


pHプロファイルを描くと
特殊酸触媒の影響をうける部分では
pH が上がるとHイオンは少なくなるので
log k は小さくなります。
傾きは-1です。

特殊塩基触媒の影響をうける部分では
pH が上がるとOHイオンは多くなるので
log k は大きくなります。
傾きは+1です。


実際の医薬品の分解に関して pH プロファイルを描くと
多くの医薬品において、医薬品自体の分子形とイオン形の割合の変化及び
それに伴う安定性の変化といった様々な影響により
複雑なプロファイルとなることが知られています。


1 例として、アセトアミノフェンの pH プロファイルを下に示します。

(インタビューフォームより抜粋)