医療保険のしくみは 被保険者(保険で守られる人)が 保険料を、保険者に支払い 保険者が、保険医療機関に費用の支払いを行い 保険医療機関が、医療を被保険者に提供するというものです。 簡単な図にしたものが、以下になります。 少し補足すると 医療の提供を受けることができるのは 被保険者に加え、その人によって扶養されている人です。 例えば、父が被保険者である時に、その娘などです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 以下は、雑記です。 (例えば大学生は 保険料を払っていないけれど 家族の扶養に入っているので 保険を受けることができる =医療費の支払いは、一部負担でOK となります。 →バイトを始めて、ある程度お金を稼ぐようになると 『扶養を外れるかどうか』という 問題と直面するきっかけになったりします。 →同様に、専業主婦であったがバイトを始めたという 場合も、扶養を外れるかどうかが問題になります。 →片親であって、息子や娘の独立(大学卒業、就職)を機に 親世代が引退した といった場合には、親を、息子や娘が 扶養するという状況になることもあります。 この場合の手続きなどが、煩雑になることもしばしばあります。 →このように保険制度に関連する いくつかのケースを連想して、ふと思うのは これらの知識は、かなり体験に基いており 系統的に学ぶ機会が、少なくとも自分の人生では ほとんどなかったということです。 保険の仕組みについて (他にも税の仕組みについて)、もう少し、時節に応じて 繰り返し学ぶ必要があるように思います。 さらにいうなら、学生時代の過ごし方は 本当に、難しいと、しみじみ感じます。 学校生活に、ある意味で過剰に適応し 例えば高い成績を得たり、素晴らしい業績を得ることは もちろん素晴らしいのですが 学生生活のあまりにも大部分を、偏って投資することは 大きなリスクでもあるからです。 すなわち、大学という、一般的ではない社会における日常に 過剰に適応するということは 将来についての知見、社会についての制度について 偏った知識しかない状態で、一番適応した環境を 巣立たなければいけないというリスクです。 とはいえ、そういった将来の不安に対して、過剰に考えすぎるのも せっかくの今を、無駄に浪費することにつながりかねません。 充実した学生生活と、社会制度についての最低限の知見の担保を 両立させることを、制度面から、よりよくできないか。 |