1) 代表的な無機イオンの定性反応




代表的な無機イオンとして
・ハロゲン
・鉄、銅
・アルカリ金属(Li,Na,K)
・アルカリ土類金属(Ba,Ca)
を取り上げます。


Cl
AgNO3 溶液を加えて白色沈殿( AgCl )で確認します。

又、硫酸と過マンガン酸カリウムを加えることで、塩素ガスが発生します。
その塩素ガスは、ヨウ化カリウムデンプン紙を青変します。
(青い部分は、ヨウ素です。)
ヨウ化カリウムデンプン紙の青変により確認します。


Br- 
AgNO3 溶液を加えて黄色沈殿( AgBr )ができることで確認します。

又、塩素を加えると黄色くなって
更にフェノールを加えると白色沈殿(2,4,6-トリブロモフェノール)
ができることで確認します。


I- 
デンプン試薬で濃青色になることで確認します。


フッ化物は
アリザリンコンプレキソン試液で、青紫色になることで確認します。

アリザリンコンプレキソン試液は
ランタン-アリザリンコンプレキソンとも表現されます。
(日本薬局方より)



以上が、ハロゲンの定性反応です。



鉄は
(第一鉄)なら
ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム試液で
青色沈殿が見られます。

3+(第二鉄)なら
ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム試液で
青色沈殿が見られます。


銅は
ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム試液で
赤褐色沈殿が見られます。


以上が、鉄、銅の定性試験です。



アルカリ金属、アルカリ土類金属は
炎色反応で確認します。
代表的な元素と色の対応関係についてまとめると、以下のようになります。

Li 赤 Na 黄 K 紫 Ba 黄緑 Ca 橙