純度試験とは 医薬品の混在物を試験することです。 代表的な純度試験として 重金属試験法、ヒ素試験法、サリチルアミド試験を取り上げます。 重金属試験法とは 薬品中に混在する重金属の限度試験です。 重金属とは 酸性条件において 硫化ナトリウムで呈色されるもののことです。 量は、鉛(Pb)の量(単位は ppm :parts per million 百万分率) として表されます。 比較液の色と比べることで判定します。 ヒ素試験法とは 薬品中に混在するヒ素の限度試験です。 ヒ素の限度は 三酸化ニヒ素の量(単位は ppm :parts per million 百万分率) として表されます。 標準色と比べることで判定します。 サリチルアミドが混入しているかどうかは 希塩化鉄(III)試液を加えることで判断します。 液が紫色を呈しなければ、大丈夫です。 医薬品であるエテンザミド(解熱鎮痛消炎剤)の 純度試験の1つとして行われます。 |