2) 日本薬局方収載の重量分析法






重量分析法とは
分析対象物の重量を測定し
目的物質の量を知る分析法です。



日本薬局方収載の重量分析法は
大きく3つに分類されます。

すなわち
揮発重量法、抽出重量法、沈殿重量法です。



揮発重量法とは
乾燥させたり強熱させたりした後に
重量を測定する方法です。


乾燥させると
水分や揮発性物質の分だけ質量が減ります。


強熱させると
構成成分も失われます。
(※有機物の場合、完全に揮発。
混在していた無機物が残ります。)


乾燥や強熱による重量差を測定するか
揮発したものを吸収剤を用いて測定するかによって
減量法と吸収法に分類されます。


ちなみに、元の質量と関係なく
乾燥や強熱後の、残った成分の量を測定する方法は
残分法と呼ばれます。


代表例は
サリチルアミドの減量試験です。

乾燥減量法で
0.5% 以下と規定されています。



抽出重量法とは
抽出してから溶媒を除去し
分析対象物の重量を測定する方法です。


代表例は
フェニトインナトリウムの定量法です。
エーテルを用いて抽出した後、重量を測定します。



沈殿重量法とは
沈殿剤を加えて目的物質を沈殿させ
乾燥などの処理を行なって
秤量形(重さを測る状態)としてから
秤量する方法のことです。


代表例は
硫酸カリウムの定量です。
塩化バリウム(沈殿剤)を用いて
硫酸バリウム(秤量形)として秤量します。