3) 日本薬局方収載の容量分析法




容量分析法とは
通常は滴定と呼ばれます。


分析対象物質の溶液に、標準液を添加し
反応が完結する点(当量点)までに要した標準液の体積により
分析対象物質の量を知る分析法です。



容量分析法は、大きく2つに分類されます。
すなわち、直接法と間接法です。


直接法とは
標準試薬を用いて行う標定です。

標準試薬(固体)と
標準液(液体)の組み合わせで行う滴定です。


間接法とは
ファクターが既知の標準液を用いて行う標定です。

標準試薬(液体:ファクターが既知)と
標準液(液体)の組み合わせで行う滴定です。


ファクターとは
濃度の補正係数のことです。

例えば、1mol/L の硫酸 があったとします。

実際にはこの硫酸を、正確に1Lとっても
100% 硫酸というわけではないので 
0.998 mol しかなかったとします。

この時、0.998 を、ファクターといいます。
通例 0.970 ~ 1.030 になるように調製します。



滴定の種類により
中和滴定、非水滴定、沈殿滴定
酸化還元滴定、キレート滴定などに分類されます。


それぞれの原理などについては
後の項で詳しく説明します。