1) 代表的な生体試料についての前処理と適切な取扱い



代表的な生体試料としては、血液、尿、動植物組織などがあげられます。生体試料は豊富な物質の混合体であり、このような試料をそのまま分析機器で分析しようとすると、妨害成分が多いなどの理由で目的の結果を得ることが困難なことがあります。そのため、前処理を行います。

代表的な前処理法として、灰化法 及び、溶媒抽出法があります。
灰化法とは、試料を加熱したり、酸を加えたりすることで、試料中の有機物を分解する前処理法です。溶媒抽出法とは、有機溶媒などによる抽出を行う前処理法です。

また、タンパク質の除去のために、沈殿剤を加えて固めて取り除くタンパク質変性沈殿法や、フィルターを通すことによる限外ろ過法などが行われることもあります。




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