ペニシリンGカリウム




薬剤師国家試験 問97-7 より


ペニシリンGカリウムは、注射用に用いられる
ペニシリン系抗生物質です。

(Gとは何の略?という由来については
諸説ある様子です。
調べた限り、以下の3つのどれかでは
ないかと思われます。

1:Gold standardのG。
2:Gelacillin のG。
3:Streptococcus Pneumoniae,groups G のG。


20万単位と、100万単位があります。
※100万単位中に、 1.53 mEq のカリウムを含有します。
このため、点滴静注時、高カリウム血症に留意が必要です。


髄膜炎や、感染症、感染性心内膜炎、梅毒
に用いられます。
梅毒の適応追加は、2012年に承認されたものです。


点滴静注の場合
溶解には、生理食塩水又は、ブドウ糖注射液等を用います。


胃酸により分解するため
筋注、静注で用いられます。


ペニシリン系抗菌薬は
『時間依存性の抗菌薬』です。
→MICよりも高い濃度に、いかに長くさらしたか
により、殺菌効果が出る。
→投与間隔は、4~6時間ごとが望ましい。


グラム陽性、陰性球菌に有効です。
陽性菌の代表は、ブドウ球菌です。
陰性球菌の代表は、淋菌、髄膜炎菌です。


陰性桿菌や、ペニシリナーゼ産生耐性菌には、無効です。
陰性桿菌の代表例は、大腸菌です。




参考資料)
インタビューフォーム(左下のフレームにリンクあり。)

ペニシリンの合成法に関して  
Nature 183, 257-258 (24 January 1959) | doi:10.1038/183257b0
Synthesis of Penicillin: 6-Aminopenicillanic Acid in Penicillin Fermentations