問109
生薬の基原と用途に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1.キョウニン及びトウニンは、いずれもバラ科植物の種子を基原とし、駆瘀血薬として用いる。 2.トウキ及びセンキュウは、いずれもセリ科植物の葉を基原とし、それぞれ補血薬及び駆瘀血薬として用いる。 3.ショウキョウ及びカンキョウは、いずれもショウガ科植物ショウガの根茎を基原とするが、加工法が異なっており、薬効にも違いが認められる。 4.ニンジン及びコウジンは、いずれもセリ科植物オタネニンジンの根を基原とし、補気薬として用いる。 5.ソウジュツ及びビャクジュツは、いずれもキク科植物の根茎を基原とし、利水薬として用いる。
正解 (3)、(5)
選択肢 1 ですが トウニンについては正しい記述です。
キョウニンについては バラ科種子が基原ですが 鎮咳去痰薬として用いられます。 駆瘀血薬ではありません。 よって、選択肢 1 は誤りです。
選択肢 2 ですが トウキは根、センキュウは根茎が基原です。 ともに「葉」ではありません。 他は正しい記述です。 よって、選択肢 2 は誤りです。
選択肢 3 は、正しい記述です。 生がショウキョウ 蒸して乾燥させたものがカンキョウです。
選択肢 4 ですが セリ科ではなく、ウコギ科です。 他は正しい記述です。 よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 は、正しい記述です。
以上より、正解は 3,5 です。 |