問137
水道原水の塩素要求量を求めるために、純水及び試料に同量の次亜塩素酸塩を添加し、暗所で一定時開放置後にジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)法によって残留塩素を比色定量したところ、表の結果が得られた。 この結果から求められるこの水道原水の塩素消費量(mg/L)と塩素要求量(mg/L)として、最も適切な数値の組合せはどれか。1つ選べ。
塩素消費量 塩素要求量 1.0.45 0.80 2.0.45 1.15 3.0.80 0.45 4.0.80 1.15 5.1.15 0.45 6.1.15 0.80
正解 (2)
塩素消費量とは 残留塩素濃度が上昇し始める 塩素注入量のことです。
塩素消費量までの区間においては 塩素を消費する成分(鉄分など。) に対する塩素消毒が行われています。 そのため、残留塩素が増えません。
表によれば塩素注入量が 0.40 までは 0 で 0.60 の時 0.15 となっているため その間が塩素消費量です。 従って、正解は 1,2 のどちらかと絞れます。
一方、塩素要求量とは 遊離残留塩素が上昇し始める 塩素注入量のことです。
表によれば塩素注入量が 1.00 までは 0 で 1.20 の時に 0.05 になっているので その間が塩素要求量です。
以上より、正解は 2 です。
類題 97-138 |