国試103回 解説157



157

 

呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

 

1.アンブロキソールは、ブロムヘキシンの活性代謝物であり、肺サーファクタントの分泌を抑制する。

2.カルボシステインは、気道粘液のムコタンパク質のジスルフィド結合を開裂させることで去痰作用を示す。

3.フルマゼニルは、肺伸展受容器を選択的に抑制することで鎮咳効果を示す。

4.ノスカピンは、延髄の咳中枢を抑制することで鎮咳作用を示すが、呼吸抑制作用はない。

5.テオフィリンは、ホスホジエステラーゼ阻害作用とアデノシンA1受容体遮断作用により、気管支平滑筋を弛緩させる。

 

 

正解 (4)(5)

 

選択肢 1 ですが

アンブロキソールは

ブロムヘキシンの活性代謝物です。

肺サーファクタントの分泌を「促進」します。

抑制ではありません。

よって、選択肢 1 は誤りです。

 

 

選択肢 2 ですが

カルボシステインは

痰中のシアル酸とフコースの構成比の調節により

分泌細胞を正常化させたり

気道粘膜の修復を行ったりする去痰薬です。

 

ジスルフィド結合開裂ではありません。

よって、選択肢 2 は誤りです。

 

 

選択肢 3 ですが

記述はベンゾナテートについてです。

フルマゼニルは

ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤です。

 

ベンゾジアゼピン系薬剤による

鎮静の解除及び呼吸抑制の改善

に用いられます。

よって、選択肢 3 は誤りです。

 

 

 

選択肢 4,5 は、正しい記述です。

 

 

以上より、正解は 4,5 です。

 

 

関連 薬理 2-5 2)

類題 100-161,101-159


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