問96-12 解説



問12


記述 (1) と (2) は
日本薬局方医薬品の確認試験の一部である。
これにより試験される医薬品は1~5のうちどれか。

(1) 本品の水溶液(1→1000)5 mL に
ニンヒドリン試液1 mL を加え
水浴中で3分間加熱するとき、液は紫色を呈する。

(2) 本品の水溶液(1→5000)2 mL に
4-アミノアンチピリン試液 10 mLを加えて振り混ぜるとき
液は赤色を呈する。





記述(1) の試験は
ニンヒドリン試験です。
アミノ酸の呈色反応です。

よって、COOH 基と、NH
基が含まれる
1~3が答えの候補となります。



記述(2) の試験は
インドフェノール色素生成試験です。

4-アミノアンチピリンが出てきたら
フェノール性の水酸基の呈色反応と考えればよいです。
すると、2 と 4 が答えの候補となります。



両方の試験で呈色するのは
2です。


よって、正解は 2 です。



参考)
確認試験については
が、すごくよくまとまっています!
一読の価値ありだと思います。



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