問24 放射線に関する記述のうち 正しいものの組合せはどれか。 a α線の飛跡は 電場や磁場の影響を受けない。 b β- 線は 物質の軌道電子との相互作用で後方散乱されることがある。 c γ線のエネルギーが大きい場合 原子核との相互作用で電子と陽子の対生成が起こる。 d 半価層は 透過放射線量が入射放射線量に対して半分になる吸収体の厚さである。 1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d) 記述 a ですが α線とは、He の原子核(陽子 2 個 + 中性子 2 個)です。 正の電荷を持っており、電場や磁場の影響を受けます。 よって、記述 a は誤りです。 記述 b ですが これは、この通りの記述です。 ちなみに、後方散乱とは 入射角に対して 90 度以上の角度で 散乱されることです。 よって、記述 b は正しいです。 記述 c ですが γ線のエネルギーが大きい場合には 原子核との相互作用で 陽電子と陰電子の対生成が起きることがあります。 陽子と(陰)電子では、ありません。 よって、記述 c は誤りです。 記述 d ですが 半価層とは、正にこの記述の通りです。 よって、記述 d は正しいです。 以上より、正しいものの組み合わせは (b , d)です。 正解は 5 です。 問題へ戻る |