問97-310 解説


問310

保険薬局で処方せんを受け付けた際の薬剤師の対応について、以下の問に答えよ。


 薬剤師法その他関連法令の規定に照らし、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 処方内容に疑問を感じただけでは、調剤を断る正当な理由にはならない。

 2 疑義照会をせず調剤を行った結果生じた被害については、民法による損害賠償の責任を問われることがある。

 3 医師又は歯科医師の発行した処方せんであることを免許証番号で確認する。

 4 処方せんを持参した者が患者自身でない場合は、患者との関係を確認し調剤録に記載しなければならない。






調剤拒否の正当な理由としては
処方せんの内容に疑義があるが、処方医師に連絡がつかず疑義照会できない場合や
冠婚葬祭、急病などで薬剤師が不在の場合
早急に薬の交付が必要だが、薬の調達に時間がかかる場合
災害、事故等により、物理的に調剤が不可能な場合などです。

処方内容に疑問を感じただけでは、調剤を断る正当な理由にはなりません。


選択肢 2 はその通りの記述です。


処方せんが、麻薬処方せんに該当する場合
麻薬施用者の免許証番号が正しいかどうかの確認が必要です。
しかし、医師又は歯科医師の発行した処方せんであることを
免許証番号で確認する必要はありません。

よって、選択肢 3 は誤りです。


調剤録に記載しなければならない事項は
患者の氏名及び年齢、薬名及び分量、調剤年月日、調剤料、調剤した薬剤師の氏名
処方せんの発行年月日、処方せんを交付した医師等の氏名、診療所等の名称及び所在地
疑義照会の内容です。

患者との関係を記載する必要はありません。
よって、選択肢 4 は誤りです。



以上より、正解は 1,2 です。