問97-318 解説



問318

保険薬局で、国民健康保険の被保険者であるAさんから

内科医院と歯科医院のそれぞれから発行された処方せんを同時に受け付けた。

調剤報酬の請求と支払いの仕組みについて、以下の問に答えよ。

なお、Aさんは公費負担の対象者ではない。


 以下の記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 療養の給付に関し支払われる費用の額は、調剤報酬点数表に基づき計算される。

 2 療養の給付に関し支払われる費用の請求は、社会保険診療報酬支払基金に行う。

 3 保険薬局は、Aさんの経済状況を考慮して一部負担金を免除することができる。

 4 療養の給付に係る審査は、保険者自身が行うことができる。

 5 療養の給付に関して保険者が保険薬局に支払う費用は、すべて保険料で賄われている。




療養の給付とは、被保険者が業務以外の理由で病気や怪我をしたときに

保険医療機関で必要な医療を受け、保険薬局で処方せんに基づく調剤を受けることです。

薬局における調剤の費用の額は、調剤報酬点数表に基づき計算されます。


国民健康保険の費用の請求は、国民健康保険団体連合会に対して行います。

よって、社会保険診療報酬支払基金ではないので、選択肢 2 は誤りです。


保険薬局は、経済状況を考慮した一部負担金の免除はできません。

経済状況を考慮した一部負担金の免除は、市町村への申請が必要です。

よって、選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4 はその通りの記述です。


療養の給付にあたり、被保険者による窓口負担が何割かあります。

(年齢による区分、及び所得により分けられています。)

よって、全てが保険料で賄われているわけではありません。

選択肢 5 は誤りです。




以上より、正解は 1,4 です。