問97-333 解説



問333

68歳男性。

身長172 cm、体重82 kg。

心筋梗塞の既往歴を有し、高血圧と糖尿病のため、以下の処方で治療を継続している。


 (処方1)

   アスピリン腸溶錠 100 mg                1回1錠(1日1錠)

   オルメサルタンメドキソミル錠 10 mg    1回1錠(1日1錠)

                                                1日1回 夕食後 14日分

 (処方2)

   グリメピリド錠 1 mg                    1回1錠(1日2錠)

   メトホルミン塩酸塩錠 250 mg           1回1錠(1日2錠)

                                               1日2回 朝夕食後 14日分


 この患者に対する指導として、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 納豆やクロレラはアスピリン腸溶錠の作用を増強するため、摂取しないように指導した。

 2 心筋梗塞の再発予防のため、オルメサルタンメドキソミル錠により血圧を下げる必要があることを説明した。

 3 食品包装に表示されているナトリウム量を参考にして、1日のナトリウム摂取量が6 gを下回るように指導した。

 4 心血管保護のため、強度の運動を行うよう推奨した。

 5 処方2により低血糖症状が現れた場合は、ブドウ糖又はショ糖を摂取するよう指導した。







納豆やクロレラは
「ワーファリン」の作用を弱める食べ物です。
よって、アスピリン腸溶錠の作用を
増強するわけではないので、選択肢 1 は誤りです。


高血圧は、心筋梗塞の再発のリスク要因です。
よって、血圧を下げる必要があります。
オルメサルタンは、ARBです。降圧薬です。


高血圧の人は、1日当りの食塩摂取量を 6g/日 以下にする事が、高血圧治療ガイドライン(2009)に
定められています。よって、1日当りのナトリウム摂取量ではないので、選択肢 3 は誤りです。


激しい運動を急に行うことは、心筋梗塞の患者には厳禁です。
とはいえ、再発を防ぐ目的として、過負荷にならない軽度の運動も重要です。
強度の運動は推奨されないので、選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,5 です。