衛生 (薬学理論)


問121

栄養素の消化・吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 糖質の膜消化では、単糖と二糖が生じる。

 2 ラクトースを構成する2種の単糖の吸収は、同じトランスポーターによって行われる。

 3 カルシウムの吸収は、フィチン酸によって促進される。

 4 ヘム鉄の吸収は、ビタミンCによって促進される。

 5 中鎖脂肪酸の吸収は、胆汁酸を必要としない。


正解 2,5
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問122

正味タンパク質利用率はタンパク質の栄養価を表す指標の1つで、生物価と並んで広く用いられている。ある食品中の正味タンパク質利用率を知るために、無タンパク質食で一定期間飼育したラットに被検食品を与えて調べたところ、次の結果が得られた。被検食品の正味タンパク質利用率として、最も適切な値はどれか。1つ選べ。


正味タンパク質利用率 =( 体内保留窒素量 / 摂取窒素量 )× 100


被検食品を介した摂取窒素量 = 500 mg

被検食品摂取時の糞中窒素量 = 120 mg

無タンパク質食摂取時の糞中窒素量 = 20 mg

被検食品摂取時の尿中窒素量 = 50 mg

無タンパク質食摂取時の尿中窒素量 = 10 mg


 1 48  2 56  3 64  4 72  5 84


正解
4
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問123

食品添加物のうち、保存料として使用が許可されているのはどれか。2つ選べ。


正解
2,4
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問124

食品における農薬の残留基準に関する記述の[  ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。1つ選べ。


 食品衛生法の改正により、食品中の残留農薬については[ a ]制度が施行された。多くの農薬について食品中の残留基準が定められ、残留基準のない農薬等については、食品衛生法に基づき「人の健康を損なうおそれのない量」として一律基準[ b ]ppmが設定された。


       a       b

 1 ネガティブリスト   0.01

 2 ネガティブリスト   0.1

 3 ネガティブリスト    1

 4 ポジティブリスト   0.01

 5 ポジティブリスト   0.1

 6 ポジティブリスト    1


正解
4
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問125

保健統計に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 粗死亡率は、年齢構成の影響を受けるため、年齢構成の異なる集団の比較には適していない。

 2 PMI(50歳以上死亡割合)は、人口や年齢構成がわからなくても算出できるため、国際的に健康水準を測る指標として利用される。

 3 年齢3区分別人口における老年人口は、75歳以上の人ロである。

 4 ある年齢における平均余命は、その年の平均寿命から年齢を差し引くことで算出される。

 5 国勢調査は、人口の規模、構造などの特徴を明らかにするための人口動態調査である。



正解
1,2
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問126

ある集団を対象に生活習慣と癌の罹患状況をある一時点で同時に調査し、喫煙者では喉頭癌の有病率が高いという結果を得た。[  ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。1つ選べ。


 この研究は[ a ]であり、その結果からは、[ b ]。


     a          b

 1 横断的研究  喫煙は喉頭癌の危険因子であることがわかる

 2 横断的研究  喉頭癌患者は喫煙を好むことがわかる

 3 横断的研究  喫煙と喉頭癌の因果関係は不明である

 4 縦断的研究  喫煙は喉頭癌の危険因子であることがわかる

 5 縦断的研究  喉頭癌患者は喫煙を好むことがわかる

 6 縦断的研究  喫煙と喉頭癌の因果関係は不明である



正解
3
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問127

[  ]内の研究に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1883年、遠洋航海に出ていた練習船の乗員376名のうち169名が脚気に罹るという事態が発生した。海軍医務局長の高木兼寛は、脚気の原因が食事の質であると考え、特に食事中の炭素:窒素比の値が15を大きく超えると発生することに注目した。1884年、季節、乗組員、航路などの条件を一致させ、白米主体の食事から麦飯や洋食に変えただけで航海を実施したところ、脚気はほとんど発生せず、全員無事に帰国した。鈴木梅太郎が脚気の予防因子を米糠から抽出するのに成功したのは、その25年以上も後のことである。


 1 この研究は、疫学の症例対照研究に相当する。

 2 この研究では、脚気の予防に有効な因子は炭水化物である可能性が示唆される。

 3 この研究では、白米に脚気の原因物質が含まれている可能性が排除できない。

 4 鈴木梅太郎が得た抽出物の有効成分は、のちにビタミンB1であることがわかった。



正解
3,4
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問128

労働衛生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 すべての事業所に対して、安全衛生管理のため、衛生管理者を置くことが義務づけられている。

 2 作業環境管理や健康管理は、職業病予防の基本的な労働衛生管理である。

 3 作業管理は、暴露濃度を指標として実施する。

 4 薬剤師には、業務内容にかかわらず、特殊健康診断が義務づけられている。



正解
2,3
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問129

感染性疾患と、主な感染源の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

    <疾患>          <感染源>

 1 ジフテリア  -------------  気道由来の飛沫

 2 成人T細胞白血病 -------  母乳

 3 エキノコックス症  -----  ノミ

 4 E型肝炎    ------------   血液



正解
1,2
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問130

次の性行為感染症のうち、病原体がウイルスであるのはどれか。2つ選べ。


 1 梅毒

 2 軟性下疳

 3 淋病

 4 尖圭コンジローマ

 5 B型肝炎



正解
4,5
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問131

暴露により尿中の馬尿酸濃度が上昇するのはどれか。2つ選べ。


 1 アニリン

 2 ニトロベンゼン

 3 トルエン

 4 フェノール

 5 ベンジルアルコール



正解
3,5
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問132は、不適切問題とされたため、とばします。


問133

アスベストに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 ケイ素を含む有機化合物である。

 2 酸やアルカリに耐性である。

 3 Ames試験で陽性を示す。

 4 大気汚染防止法では、特定粉じんに指定されている。



正解
 2,4
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問134

「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」(平成21年改正)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 対象となる化学物質の中には、環境中で分解されやすいものも含まれる。

 2 ポリ塩化ジベンゾ−p−ジオキシン (PCDD) は、第一種特定化学物質に指定されている。

 3 監視化学物質の設定は、化学物質の環境への放出量を把握することを目的としている。

 4 第二種特定化学物質は、高蓄積性を有し、ヒトヘの長期毒性又は高次捕食動物への毒性を有する。

 5 優先的に安全性評価を行う必要がある化学物質として、優先評価化学物質が設定されている。



正解
1,5
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問135

メタノール中毒患者に対する治療方法として、誤っているのはどれか。1つ選べ。


 1 エタノール投与

 2 活性炭投与

 3 炭酸水素ナトリウム投与

 4 葉酸投与

 5 血液透析



正解
2
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問136

フロン類について、数値が0であるのはどれか。2つ選べ。


 1 特定フロン分子内の水素原子数

 2 代替フロン分子内のフッ素原子数

 3 我が国で工業的製造が許可されている特定フロン種の数

 4 パーフルオロカーボンの地球温暖化係数



正解
1,3
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問137

生物濃縮に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 環境汚染物質だけでなく、栄養物質にも見られることがある。

 2 生物濃縮の程度は、化学物質の性質のうち蓄積性よりも難分解性に依存する。

 3 1-オクタノール/水 間の分配係数は、濃縮係数と正の相関を示す。

 4 濃縮係数は、化学物質の環境中濃度に対する生体内濃度の百分率で表される。



正解
1,3
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問138

水道原水に塩素を注入すると、塩素注入量と残留塩素濃度について図のような関係がみられた。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

 1 aの塩素量を塩素要求量という。

 2 (b − a) の塩素量を塩素消費量という。

 3 純水の場合には、この原水に比べて、塩素消費量と塩素要求量が大きい。

 4 aとcの間で主に検出される残留塩素は結合残留塩素である。

 5 我が国の水道水消毒では、b以上の塩素量を注入する方法が用いられている。



正解
4
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問139

活性汚泥法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 活性汚泥法は、生物膜法の一種である。

 2 活性汚泥中には、原生動物は存在しない。

 3 曝気槽では、微生物による有機物の酸化分解反応が起こる。

 4 余剰汚泥は、消化槽で好気的に処理される。

 5 フロックの沈降性が低下すると、有機物の除去効率は下がる。



正解
3,5
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問140

PRTR制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。


 1 産業廃棄物の不法投棄を防止するためのものである。


 2 PRTR法で定められている第一種指定化学物質及び第二種指定化学物質は、ともにPRTR制度の対象である。

 3 対象化学物質の届出排出先として、事業所における埋立処分の割合が最も大きい。

 4 国際的な対応として、バーゼル条約が発効している。

 5 対象化学物質のうち、届出排出量・移動量が最も多い化学物質はトルエンである。



正解
5
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