問97-122 解説


問122

正味タンパク質利用率はタンパク質の栄養価を表す指標の1つで、生物価と並んで広く用いられている。ある食品中の正味タンパク質利用率を知るために、無タンパク質食で一定期間飼育したラットに被検食品を与えて調べたところ、次の結果が得られた。被検食品の正味タンパク質利用率として、最も適切な値はどれか。1つ選べ。


正味タンパク質利用率 =( 体内保留窒素量 / 摂取窒素量 )× 100


被検食品を介した摂取窒素量 = 500 mg

被検食品摂取時の糞中窒素量 = 120 mg

無タンパク質食摂取時の糞中窒素量 = 20 mg

被検食品摂取時の尿中窒素量 = 50 mg

無タンパク質食摂取時の尿中窒素量 = 10 mg


 1 48  2 56  3 64  4 72  5 84





しばらく無タンパク質→被検食品 という実験です。
無タンパク質接種時も、尿中、及び糞中に窒素がそれぞれ含まれており、これが30mgあることが読み取れます。
この 30mg は、食品とは関係なく排出される窒素です。

そして、被験食品を介して 500mg  とって、尿中および糞中に窒素が 170mg あることが読み取れます。
よって、被験食品を食べて、さきほどの 30mg を除いた 140mg が尿中および糞中に排出され
残りの 360mg が体内に取り込まれたと考えられます。

よって、(360 ÷ 500) × 100 = 72 
なので、正解は 4 となります。