問97-139 解説


問139

活性汚泥法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 活性汚泥法は、生物膜法の一種である。

 2 活性汚泥中には、原生動物は存在しない。

 3 曝気槽では、微生物による有機物の酸化分解反応が起こる。

 4 余剰汚泥は、消化槽で好気的に処理される。

 5 フロックの沈降性が低下すると、有機物の除去効率は下がる。






下水・汚水処理法は大きく2種類に分類されます。
すなわち、浮遊生物法と、生物膜法です。

活性汚泥法とは、浮遊生物法の一種です。
よって、生物膜法の一種ではないので、選択肢 1 は誤りです。


活性汚泥法とは、下水や汚水に活性汚泥を加え、空気を注入しながら
好気性微生物による生物学的浄化を行う処理法です。

好気性微生物は、細菌や原生動物が主体です。
よって、原生動物が存在するため、選択肢 2 は誤りです。


選択肢 3 はその通りの記述です。
曝気槽において、有機物が除去されます。


余剰汚泥は、消化槽において、嫌気的に処理されます。
この処理は、生成物としてメタンなどが排出され、メタン発酵法と呼ばれます。
汚泥の一部は再利用されます。
よって、好気的には処理されないので、選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。
沈降性のよいフロック(ふわふわの塊状の、有機物のこと)が形成されると
除去効率は高くなります。


以上より、正解は 3,5 です。