問97-231 解説


問231

56歳男性。35年間の喫煙歴があり、最近、息苦しいことが多いことから、禁煙相談のため薬局に来た。

そこで、薬剤師が禁煙の重要性を説明することにした。


(衛生)

 喫煙に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ


 1 2000年以降の日本人男性の喫煙率は、低下する傾向にある。

 2 2000年以降の日本人女性の喫煙率は、上昇する傾向にある。

 3 妊産婦の喫煙は、低出生体重児のリスクファクターである。

 4 タバコの煙に含まれるベンゾ[ a ]ピレンは、一次発癌物質である。





日本人の喫煙率に関しては、年々低下傾向にあります。

平成22年の調査において、日本人の喫煙率は19.5%とのことです。

男性は年々減少傾向、女性は変動なし~減少傾向です。

よって、選択肢 2 は誤りです。



妊娠中の喫煙は、流産、早産の可能性を高めます。

又、低体重児や、子宮内発育遅延の原因となることもあります。



一次発がん物質とは、物質が、直接発がん性を示す化学物質のことです。

ベンゾピレンは、酵素反応を経て、発がん性を誘発させる物質となるため

一次発がん物質ではありません。

よって、選択肢 4 は誤りです。



以上より、正解は 1,3 です。