問97-235 解説



問235

午前8時半頃、半裸で意味不明の言葉を叫びながら路上で暴れていた男性が警察官に保護された。

言動から薬物中毒が疑われたため、警察官は救急車を手配し、男性は救急病院に搬送された。

男性の来院時の状態は以下の通りであり、担当医師から、救急救命室担当の薬剤師に

原因薬物の検査と治療薬の提案が体頼された。


【身体所見】

 呼吸数:42/分、脈拍:160/分、体温:38℃、瞳孔散大・対光反射減弱、発汗なし、歯咬み・歯ぎしり著明、口唇チアノーゼ、四肢の冷感、呼吸時に「ウー、ウー」と喘ぎながら首を左右に常同的に振る、左上肢に多数の注射痕あり


(衛生)

 この患者の治療に最も適切な薬物はどれか。

1つ選べ。


選択肢 1 は、ジアゼパムです。

興奮状態の対症療法として用いられることがあります。



選択肢 2 は、アトロピンです。

コリン作動性クリーゼの解毒薬として用いられることがあります。



選択肢 3 はナロキソンです。

麻薬拮抗薬として用いられます。



選択肢 4 は、アセチルシステインです。

アセトアミノフェン中毒の解毒剤として用いられます。



選択肢 5 は、プラリドキシムヨウ化メチルです。

有機リン剤中毒の解毒剤として用いられます。



本症例の患者は、興奮状態であると考えられるため

適切な薬剤は、選択肢 1 のジアゼパムと考えられます。



よって、正解は 1 です。