問97-201 解説


問201

原発開放隅角緑内障の患者が、以下の内容の処方せんを保険薬局に持参した。患者インタビューの結果、ベンゾジアゼピン系薬の服薬歴があることが確認された。

 (処方1)

   ラタノプロスト0.005 % 点眼液 2.5 mL 1本

      1日1回 両眼 点眼1回1滴

 (処方2)

   カルテオロール塩酸塩 2 % 点眼液 5 mL 1本

      1日2回 両眼 点眼1回1滴

 (処方3)

   アセタゾラミド錠 250 mg 1回1錠(1日2錠)

      1日2回 朝夕食後 14日分


(物理・化学・生物)

アセタゾラミドは、HCO3− と H2COの濃度バランスを変化させることにより、アシドーシスを引き起こすと考えられている。血漿の pH が 7.4 であるとき、血漿中の HCO3− 濃度は、H2COの濃度の何倍か。

最も近い値を1つ選べ。

 ただし、H2COは、以下の式に従って解離し、その pKa は 6.1 とする。

また、log102 = 0.30、log103= 0.48とする。

 H2CO3 ⇄ H+ + HCO3-


 1 0.05    2 1.3    3 10    4 13    5 20





弱酸の pH , pKa が与えられているので

Henderson-Hasselbalch(ヘンダーソン・ハッセルバルヒ)の式を使います。

式は、以下の通りになります。



与えられた数字を代入すると

なので、[HA] を 1 とすれば [A-] は、101.3であるはずです。

さて、101.3 とは、どれくらいの数字かということを考えます。


101.3 は、10乗すれば、 1013です。

又、明らかに 101.3 は、10よりは大きいと考えられます。

ここで、選択肢を見ると、10より大きいのは 13 か 20 です。


そこで、1310 と2010 を考えます。

計算しやすそうなので、先に 2010 を考えると

2010 = (2×10)10 = 1024 ×1010 ≒ 1000 × 1010 = 1013

なので、20 が正解であると考えられます。



以上より、正解は 5 です。




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