問97-204 解説


問204

60歳男性。以下の薬剤が処方されている。労作性狭心症の診断のため、イオパミドールを用いて造影検査を実施することになった。

 (処方)

   アムロジピンベシル酸塩錠 5 mg 1回1錠(1日1錠)

   メトホルミン塩酸塩錠 250 mg  1回1錠(1日1錠)

                   1日1回 朝食後7日分


(実務)

 この患者に対する情報提供の内容として、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 アムロジピンベシル酸塩は、持続使用により耐性を生じるので定期的に休薬する。

 2 検査の2日前からメトホルミン塩酸塩錠を休薬する。

 3 イオパミドールの投与直後に血圧低下や呼吸困難が現れた場合、すぐに治まるので処置は不要である。

 4 検査の数日後に、遅発性のアレルギー症状が現れることがある。






アムロジピンベシル酸塩は、カルシウム拮抗薬です。
連続投与でも耐性が発言しないことが、各種高血圧病態モデルにおいて認められています。
よって、選択肢 1 は誤りです。


ヨード造影剤を用いて検査を行う患者について、メトホルミンの併用で
乳酸アシドーシスを起こすことがあるので、メトホルミン投与を一時中止するよう
併用注意とされています。


イオパミドールは、ショック等の重篤な副作用があらわれることがあるとして
警告が出ています。投与直後に血圧低下や呼吸困難が現れた場合、早急に処置が必要です。
よって、選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,4 です。