問97-212 解説



問212

55歳男性。痛風の治療のため、以下の薬剤が処方されている。

 (処方)

   ベンズブロマロン錠 25 mg  1回1錠(1日3錠)

                  1日3回 朝昼夕食後

   クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム配合散(1 g/包)

                  1回1包(1日3包)

                  1日3回 朝昼夕食後


(実務)

 痛風治療に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。


 1 プリン体を多く含む食品の摂取は避ける。

 2 プリン体をほとんど含まない蒸留酒の摂取は控えなくてもよい。

 3 ベンズブロマロン投与開始後少なくとも6ヶ月間は必ず定期的に肝機能検査を行う必要がある。

 4 クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム製剤は、酸性尿を改善するために用いられる。

 5 血清尿酸値4〜6 mg/dLを目標とする。






痛風治療においては、プリン体を多く含む食品をできるだけ避けるようにします。

プリン体とは、拡散を構成する成分の一つです。

最終的に体内で分解されて尿酸になります。

レバー、青魚、ビールなどに多く含まれます。



蒸留酒、すなわちウィスキーやブランデー、焼酎には、プリン体はほとんど含まれていません。

しかし、アルコールそのものに、尿酸値を上げる作用があるため、飲み過ぎは控えるべきと考えられます。

よって、選択肢 2 は誤りです。



ベンズブロマロンは、劇症肝炎が主に投与開始6ヶ月以内に発現するので

少なくとも6ヶ月間は必ず定期的に肝機能検査を行うよう、添付文書に警告されています。



選択肢 4,5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2 です。