問97-214 解説


問214

医師から、感冒の患者に麻黄湯、小青竜湯を処方する際に

どのような点に注意すべきか確認したい旨の問い合わせがあった。


(実務)

医師に伝えるべき注意点として、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 下痢、軟便のある患者の場合、症状を悪化させることがある。

 2 モノアミン酸化酵素阻害剤やカテコールアミン製剤との併用により、神経刺激作用が増強され、不眠や発汗過多になることがある。

 3 炎症性疾患の患者では症状を悪化させることがある。

 4 肝硬変又は肝癌の患者には使用禁忌である。

 5 ループ系利尿薬やチアジド系利尿薬との併用により、低K+血症が増強されることがある。





消化器症状として、食欲不振、悪心などがあらわれることがありますが、下痢、軟便の症状悪化は

知られていません。

選択肢 1 は誤りです。



麻黄湯の有効成分であるエフェドリンとの相互作用によって

モノアミン酸化酵素阻害剤やカテコールアミン製剤との併用により

神経刺激作用が増強され、不眠や発汗過多になることがあります。



麻黄湯、小青竜湯には、抗炎症作用などが認められています。

よって、選択肢 3 は誤りです。



麻黄湯、小青竜湯は、高度の腎障害のある患者に慎重投与となっています。

肝硬変又は肝癌の患者に使用禁忌であるということはありません。

よって、選択肢 4 は誤りです。



選択肢 5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,5 です。