問97-216 解説


問216

40歳女性。高コレステロール血症の改善のため、処方1で治療を行っていたが

治療効果不十分のため、処方2が追加となった。


 (処方1)

   ロスバスタチンカルシウム錠 5 mg   1回1錠(1日1錠)

                       1日1回 夕食後 28日分

 (処方2)

   エゼチミブ錠 10 mg          1回1錠(1日1錠)

                       1日1回 夕食後 28日分


(実務)

 この処方に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 両薬剤の服用時間をずらす必要があるため、医師に疑義照会した。

 2 処方の追加により十分な効果が期待できるため、生活習慣の改善努力は必要ないことを患者に伝えた。

 3 ロスバスタチンカルシウム錠を夕食後に服用することが望ましい理由として、コレステロールの生合成が夜間に亢進するため、より高い効果が期待できることを患者に説明した。

 4 両薬剤とも横紋筋融解症のリスクがあるため、患者に筋肉痛や脱力感などの副作用症状に気をつけるよう伝えた。





ロスバスタチンは、スタチン系のコレステロール低下薬です。

エゼチミブは、小腸コレステロールトランスポーター阻害薬です。

これらの薬剤の服用時間をずらす必要はありません。

よって、選択肢 1 は誤りです。



高コレステロール血症においては、運動療法や、生活習慣の改善は

大切です。薬を飲み始めても、不摂生をしては意味がありません。

よって、選択肢 2 は誤りです。



選択肢 3,4 はその通りの記述です。



以上より、正解は 3,4 です。