問97-218 解説



問218

50歳男性。脳梗塞後の再発予防のため、以下の薬剤が処方された。

 (処方)

   シロスタゾール錠 100 mg        1回1錠(1日2錠)

                       1日2回 朝夕食後 7日分


(実務)

 この患者に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

1つ選べ。


 1 脳梗塞の発症には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙、多量の飲酒などが危険因子となる。

 2 患者に、通常よりも出血しやすくなることを説明し、異常な出血が認められた場合には医師に連絡するよう注意を促す。

 3 他院(他科)を受診する際には、本剤を服用していることを医師に必ず伝えるよう患者に注意を促す。

 4 プロスタグランジンE1製剤の併用は、出血を助長することがある。

 5 オメプラゾールの併用は、シロスタゾールの作用を減弱することがある。






脳梗塞は、脳を栄養する動脈の閉塞又は狭窄による脳虚血です。
危険因子としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、心房細動などが挙げられています。
又、多量の飲酒も、危険因子となります。


シロスタゾール(プレタール)は、ホスホジエステラーゼ阻害により作用する抗血小板薬です。
脳梗塞後の治療に用いられます。
出血を助長するおそれがあるので注意が必要な薬です。
他科受診の際には、服用中であることを伝えるよう指導する必要があります。


選択肢 4 はその通りの記述です。
プロスタグランジンE1 製剤は、抗血小板薬です。
リマプロスト(オパルモン)などが代表的な薬です。


オメプラゾールは、CYP3A4 を阻害するため、作用が増強されることがあります。
よって、作用を減弱するわけではないので、選択肢 5 は誤りです。



以上より、正解は 5 です。