物理 (薬学理論)


問91

放射線及び放射能に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。


1 娘核種の半減期が親核種の半減期よりも十分長い場合には
放射平衡を利用したミルキングにより娘核種を得ることができる。

2 軌道電子捕獲では、中性子が放出される。

3 Nal (Tl) シンチレーションスペクトロメ一ターは
γ線のエネルギーを測定し、γ線放射核種の推定に利用される。

4 γ転移では、原子番号が1減少するが、質量数は変化しない。

5 γ線は、α線及びβ線に比べ透過性が高い。

正解 3,5

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問92

次の化学反応式に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。



ただし、△HO はアンモニアの標準生成エンタルピーであり、(g) は気体状態を示す。

 1 反応が平衡状態にあるとき、温度を低下させると反応は右方向に進行する。

 2 反応が平衡状態にあるとき、圧力をかけると反応は左方向に進行する。

 3 触媒の添加により、反応の生成エンタルピーを低下させることができる。

 4 温度を変化させて、ファントホッフプロットを行うと、右上がりの直線性のプロットが得られる。


正解 1,4

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問93
図は、3種類の電解質 (NaOH, CH3COOH, NaCl) 溶液のモル伝導率 (Λ) と濃度 (c) の平方根との関係を示している。図中のa 〜 cと電解質の正しい組合せはどれか。
1つ選べ。


a

b

c

1

NaOH

CH3COOH

NaCl

2

NaOH

NaCl

CH3COOH

3

CH3COOH

NaOH

NaCl

4

CH3COOH

NaCl

NaOH

5

NaCl

CH3COOH

NaOH

6

NaCl

NaOH

CH3COOH


正解 2

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問94

反応 A → B は、反応物Aの濃度 C に関して 2 次反応である。
この反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
ただし、反応物 A の初濃度を Co、反応速度定数を k、半減期を t1/2 とする。




 1 圧力、温度が一定ならば、Co が変化しても k は一定である。

 2 Co が 2 倍になれば、反応速度は 2 倍になる。

 3 Co が 2 倍になれば、t
1/2 は 1/2 になる。

 4 濃度の逆数 1/C を反応時間に対してプロットすると、傾きが (ln2) /k の直線が得られる。

正解 1,3

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問95

日本薬局方フェニレフリン塩酸塩の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。



 本品を乾燥し、その約 0.1 g を精密に量り、ヨウ素瓶に入れ、水 40 mLに溶かし、0.05 mol/L 臭素液 50 mLを正確に加える。更に塩酸 5 mLを加えて直ちに密栓し、振り混ぜた後、15 分間放置する。次にヨウ化カリウム試液 10 mLを注意して加え、直ちに密栓してよく振り混ぜた後、5 分間放置し、遊離したヨウ素を 0.1 mol/L チオ硫酸ナトリウム液で滴定する(指示薬:デンプン試液 1 mL)。同様の方法で空試験を行う。



 1 本品1モルに対して、3モルの臭素が反応する。

 2 臭素1モルに対して、3モルのヨウ化カリウムが反応する。

 3 ヨウ素1モルに対して、1モルのチオ硫酸ナトリウムが反応する。

 4 チオ硫酸ナトリウム液による滴定は、中和滴定である。

 5 チオ硫酸ナトリウム液の滴定量は、空試験の方が多くなる。


正解 1,5

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問96


医薬品分析法のバリデーションに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 「真度」とは、均質な検体から採取した複数の試料を繰り返し分析して得られる一連の測定値が
互いに一致する程度のことである。

 2 「特異性」とは、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で
分析対象物を正確に測定する能力のことである。

 3 「検出限界」とは、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な
最低の量又は濃度のことである。

 4 「直線性」とは、分析対象物の量又は濃度に対して
直線関係にある測定値を与える分析法の能力のことである。


正解 2,4

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問97

クロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 ろ紙クロマトグラフィーは、ろ紙に含まれる水を固定相とする
分配クロマトグラフィーである。

 2 固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる
逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の高い溶質が先に溶出する。

 3 アミノ酸分析に用いられる陽イオン交換クロマトグラフィーでは
塩基性の強いアミノ酸から順に溶出される。

 4 サイズ排除(ゲルろ過)クロマトグラフィーでは
分子量の小さな溶質から順に溶出される。


正解 1,2

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問98


低分子量の薬物分析を行う際の試料の前処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 水溶液中の目的物質を有機層に抽出するための有機溶媒として
ジエチルエーテルや1−ブタノールなどが用いられる。

 2 水溶液中の目的物質がカルボン酸であれば
水溶液をアルカリ性にすると有機溶媒で抽出されやすくなる。

 3 水溶液中のタンパク質を不溶化し除去するために添加する有機溶媒として
アセトニトリルやメタノールなどが用いられる。

 4 水溶液中のタンパク質を不溶化し除去するために添加する酸として
塩酸、硝酸が適している。


正解 1,3

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問99

蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。


 1 蛍光は、分子が基底状態から励起状態に遷移する際に観測される。

 2 光源として、通常、重水素ランプが用いられる。

 3 蛍光スペクトルを測定すると、ラマン散乱光が観測されることがある。

 4 蛍光量子収率は、蛍光強度をモル吸光係数で除した値である。

 5 溶液中の蛍光物質の濃度が十分に希薄であれば、蛍光強度は蛍光物質の濃度に比例する。


正解 3,5

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問100

脂質の二分子膜に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。


 1 両親媒性脂質の親水基どうしが向かい合わせとなった分子膜である。

 2 温度が高くなると、脂質分子の回転・拡散の運動性が高まる。

 3 不飽和脂肪酸鎖の二重結合が通常トランス型をとり、流動性を増大させる。

 4 リポソームは、球状ミセル集合体である。

 5 ゲル状態の二分子膜にコレステロールを加えると、膜の流動性が低下する。


正解 2

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