薬剤 (薬学実践)



問266

29歳女性。

以下の処方せんを保険薬局に提出し、調剤を依頼した。


 (処方)

   クロルプロマジン塩酸塩錠 12.5 mg 1回1錠(1日3錠)

                     1日3回 朝昼夕食後 7日分


調剤前に患者から情報収集したところ、妊娠の可能性があるが、医師には伝えていないとのことであった。

添付文書には「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい」との記載がある。

薬剤師の対応として、最も適切なのはどれか。

1つ選べ。


 1 処方せん通り調剤し、妊娠が確定したら相談するよう伝える。

 2 「投与しないことが望ましい」との記載であり、禁忌ではないのでそのまま調剤する。

 3 医師に妊娠の可能性があることを伝え、処方変更の有無と今後の対応を確認する。

 4 薬剤師として投与すべきではないと判断し、患者に説明した上で、調剤を行わない。

 5 調剤を保留し、産婦人科の受診を勧める。



正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。


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問267

29歳女性。

以下の処方せんを保険薬局に提出し、調剤を依頼した。

 (処方)

   クロルプロマジン塩酸塩錠 12.5 mg 1回1錠(1日3錠)

                     1日3回 朝昼夕食後 7日分


 妊娠時の薬物動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 薬物のタンパク結合に関与する血清中アルブミン濃度は、非妊娠時に比べて上昇する。

 2 大部分の薬物は、能動輸送により血液胎盤関門を透過する。

 3 胎盤にはシトクロムP450等の薬物代謝酵素が発現し、胎児の未発達な代謝能力を補っている。

 4 胎児のエネルギー源であるグルコースは、胎盤に発現しているグルコーストランスポーターによって母体から供給される。



正解 3,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。

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問268

12歳女児。

てんかんの治療のため、以下の薬剤が処方された。


 (処方)

 バルプロ酸ナトリウム散20% 1回200 mg(1日400 mg) [原薬量]

 1日2回 朝夕食後14日分


 秤取すべき20%散の全量は何gか。

1つ選べ。


 1 1    2 2    3 4    4 14    5 28    6 56


正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。


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問269

12歳女児。

てんかんの治療のため、以下の薬剤が処方された。

 (処方)

 バルプロ酸ナトリウム散20% 1回200 mg(1日400 mg) [原薬量]

 1日2回 朝夕食後14日分


 バルプロ酸の血中濃度を低下させ、てんかん発作が再発することがあるため

禁忌となる抗生物質の種類はどれか。

1つ選べ。


 1 アミノグリコシド系

 2 カルバペネム系

 3 セフェム系

 4 テトラサイクリン系

 5 マクロライド系


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問270

入院中の糖尿病患者の喀痰よりメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) が検出されたため

バンコマイシン塩酸塩注射液を投与することとなった。


 この治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 副作用として視力障害が現れることがあるので、観察を十分に行うとともに、患者に対して目がかすむ等を感じた場合はすぐに連絡するように説明した。

 2 急性腎不全等の重篤な腎障害が現れることがあるので、投与中は腎機能検査値に注意することを医師に提案した。

 3 ヒスタミン遊離によるレッドネック症候群を引き起こすことがあるため、60分以上かけて点滴静注するように医師に情報提供した。

 4 時間依存型の殺菌効果を示すため、有効血中濃度を長時間維持することが必要である。


正解 2,3
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問271

入院中の糖尿病患者の喀痰よりメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) が検出されたため

バンコマイシン塩酸塩注射液を投与することとなった。


 この患者に、バンコマイシン塩酸塩1 gを点滴静注して血清中濃度を測定したところ

投与終了3時間後に28.3 μg/mL、11時間後に6.9 μg/mLであった。

バンコマイシンの消失速度定数 ( h−1) に最も近い値はどれか。

1つ選べ。


 1 0.2   2 0.4   3 0.6   4 0.8   5 1.0


正解 1
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問272

50歳男性。てんかん治療のため以下の処方に従い服薬を続けている。

定常状態時の血清中フェニトイン濃度を測定したところ12 μg /mLであり、てんかん発作は安定している。


 (処方)

   フェニトイン散10% 1回1.25 g(1日2.5 g) [製剤量]

              1日2回 朝夕食後 28日分


 この治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 過量投与により、眼振、構音障害、運動失調、眼筋麻痺などの症状が出現することがあるので十分観察する。

 2 フェニトインの薬理作用は、血清タンパク質と結合していない遊離形濃度ではなく、総血清中濃度と関連する。

 3 定期的に肝・腎機能検査、血液検査を行うことが望ましい。

 4 用量を増加させると、腎尿細管分泌が飽和するため、用量と血清中濃度の関係は非線形となる。


正解 1,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問273

50歳男性。てんかん治療のため以下の処方に従い服薬を続けている。

定常状態時の血清中フェニトイン濃度を測定したところ12 μg /mLであり、てんかん発作は安定している。


 (処方)

   フェニトイン散10% 1回1.25 g(1日2.5 g) [製剤量]

              1日2回 朝夕食後 28日分


 定常状態におけるフェニトインの体内からの消失速度はMichaelis-Menten式で表される。

この患者における最大消失速度 (mg/day) に最も近い値はどれか。

1つ選べ。

ただし、Michaelis 定数を 8 mg/L 、バイオアベイラビリティを 100% とする。


 1 150   2 240   3 420   4 1,500   5 2,400   6 4,200



正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問274

65歳男性。

甲状腺機能亢進症の治療を受けている。

心房細動による頻脈のため、ジゴキシンによる治療が開始された。


 この治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 ジゴキシンは治療域が狭い薬物なので、治療薬物モニタリング (TDM) を行う。

 2 甲状腺機能亢進症の患者は、ジゴキシンの血中濃度が高くなり作用が増強することがあるので注意する。

 3 ジゴキシンは主に肝代謝により消失するので、肝障害時には減量する必要がある。

 4 悪心、嘔吐、不整脈などの中毒症状に注意する。


正解 1,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問275

 この患者におけるジゴキシンの全身クリアランスは4.0 L/h、経口投与時のバイオアベイラビリティは80%である。

定常状態平均血中濃度を1.0 ng/mL に維持するための1日当たりの経口投与量 (mg/day) はいくらか。

1つ選べ。


 1 0.004    2 0.032    3 0.096    4 0.120    5 0.250 


正解 4
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問276

病院薬剤部において、以下のA〜Dの注射剤を購入して保管することになった。



A

B

C

D

製剤名

注射用アムホテリシンB

アルプロスタジル注射液

人血清アルブミン製剤

ジアゼパム注射液

分類

毒薬

劇薬

特定生物由来製品

向精神薬

添加物

デスオキシコール酸ナトリウム

無水リン酸一水素ナトリウム

無水リン酸二水素ナトリウム

精製ダイズ油

高度精製卵黄レシチン

オレイン酸

濃グリセリン

水酸化ナトリウム

アセチルトリプトファン

カプリル酸

水酸化ナトリウム

炭酸水素ナトリウム

氷酢酸

塩化ナトリウム

ベンジルアルコール

プロピレングリコール

無水エタノール

安息香酸

水酸化ナトリウム

pH調整剤


 保管管理方法について、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 Aは、常に施錠して保管しなければならない。

 2 Bは、常に施錠して保管しなければならない。

 3 Cは、室温で保存可能であり、その有効期間は検定合格の日から3年である。

 4 Dは、医療従事者が常時在室するなど注意している場合を除き、施錠して保管しなければならない。



正解 1,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問277

病院薬剤部において、以下のA〜Dの注射剤を購入して保管することになった。



A

B

C

D

製剤名

注射用アムホテリシンB

アルプロスタジル注射液

人血清アルブミン製剤

ジアゼパム注射液

分類

毒薬

劇薬

特定生物由来製品

向精神薬

添加物

デスオキシコール酸ナトリウム

無水リン酸一水素ナトリウム

無水リン酸二水素ナトリウム

精製ダイズ油

高度精製卵黄レシチン

オレイン酸

濃グリセリン

水酸化ナトリウム

アセチルトリプトファン

カプリル酸

水酸化ナトリウム

炭酸水素ナトリウム

氷酢酸

塩化ナトリウム

ベンジルアルコール

プロピレングリコール

無水エタノール

安息香酸

水酸化ナトリウム

pH調整剤


問277

 添加物の中に界面活性剤が乳化剤として含まれているのはどれか。

1つ選べ。


 1 A   2 B   3 C   4 D


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問278

医薬品として未承認のヒドロキノンの軟膏剤を院内製剤として調製してほしいと

皮膚科の医師から薬剤部に依頼があった。


 この製剤に関する記述のうち、誤っているのはどれか。

1つ選べ。


 1 病院内の審査委員会で承認を得て調製し、使用した。

 2 使用する患者からインフォームド・コンセントを得た。

 3 調製した病院の患者のみに使用できる。

 4 効果及び副作用の監視、評価を行った。

 5 副作用が生じたとき、医薬品副作用被害救済制度の対象となる。



正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問279

医薬品として未承認のヒドロキノンの軟膏剤を院内製剤として調製してほしいと

皮膚科の医師から薬剤部に依頼があった。


 薬剤部で油脂性基剤を用いて調製することになった。

基剤として、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 バニシングクリーム

 2 コールドクリ一ム

 3 マクロゴール軟膏

 4 プラスチベース

 5 白色ワセリン


正解 4,5
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問280

外科病棟の看護師から医薬品情報管理室に 

「HIV感染患者の血液が付着した金属製の作業台の消毒に何を用いたらよいか」

 と問い合わせがあった。


適切な消毒剤はどれか。

1つ選べ。


 1 消毒用エタノール

 2 1%次亜塩素酸ナトリウム水溶液

 3 10%ポビドンヨ一ド水溶液

 4 0.05%クロルヘキシジングルコン酸塩水溶液

 5 0.05%ベンザルコニウム塩化物水溶液


正解 1
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問281

外科病棟の看護師から医薬品情報管理室に

 「HIV感染患者の血液が付着した金属製の作業台の消毒に何を用いたらよいか」

 と問い合わせがあった。


 消毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。

2つ選べ。


 1 物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することをいう。

 2 消毒法は、化学薬剤を用いる化学的消毒法と、湿熱や紫外線などを用いる物理的消毒法に分けられる。

 3 消毒剤は、一般に20℃以上で使用し、定められた接触時間を守る必要がある。

 4 エンドトキシンを不活化できる。



正解 2,3
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問282

在宅患者訪問薬剤管理指導の際

患者の家族よりアスピリン腸溶錠100 mgを嚥下しにくいので

粉砕して飲ませても良いかとの質問があった。


 回答内容として、最も適切なのはどれか。

1つ選べ。


 1 家族が粉砕して服用させてください。

 2 薬局に戻り粉砕し分包したものをお届けします。

 3 粉砕せずにぬるま湯に溶かして服用させてください。

 4 医師に処方変更を依頼します。

 5 服用できないことを次回の診察時に医師に相談してください。


正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問283

在宅患者訪問薬剤管理指導の際

患者の家族よりアスピリン腸溶錠100 mgを嚥下しにくいので

粉砕して飲ませても良いかとの質問があった。


 この錠剤には以下の5つの添加剤が含まれる。

腸溶性コーティング剤として使用されているのはどれか。

1つ選べ。


 1 カルメロース

 2 トウモロコシデンプン

 3 メタクリル酸コポリマー

 4 マクロゴール6000

 5 タルク


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問284

70歳男性。マイコプラズマ肺炎の治療のため、以下の薬剤が処方された。


 (処方)

   エリスロシンドライシロップ10%(注1) 1回2 g(1日8 g)[製剤量]

   ビオフェルミンR散(注2)       1回0.75 g(1日3 g)[製剤量]

                     1日4回 朝昼夕食後、就寝前14日分

(注1:一般名は、エリスロマイシンエチルコハク酸エステル、 注2:耐性乳酸菌製剤)


 両薬剤をそれぞれ秤量した後、分包する方法として、最も適切なのはどれか。

1つ選べ。


 1 乳鉢と乳棒を用いて混和し、分包する。

 2 乳鉢とスパーテルを用いて混和し、分包する。

 3 混和せずに2段分割(2度撒き)で分包する。

 4 混和せずに別々に分包する。


正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問285

70歳男性。

マイコプラズマ肺炎の治療のため、以下の薬剤が処方された。


 (処方)

   エリスロシンドライシロップ10%(注1) 1回2 g(1日8 g)[製剤量]

   ビオフェルミンR散(注2)       1回0.75 g(1日3 g)[製剤量]

                     1日4回 朝昼夕食後、就寝前14日分

(注1:一般名は、エリスロマイシンエチルコハク酸エステル、 注2:耐性乳酸菌製剤)


 エリスロシンドライシロップはプロドラッグ製剤である。

この場合のプロドラッグ化の目的として、正しいのはどれか。

1つ選べ。


 1 胃内での溶解性の向上

 2 胃内での分解の抑制

 3 小腸粘膜透過性の改善

 4 肝初回通過効果の回避

 5 細菌内への取り込みの促進


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。


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