問97-273 解説



問273

50歳男性。てんかん治療のため以下の処方に従い服薬を続けている。

定常状態時の血清中フェニトイン濃度を測定したところ12 μg /mLであり、てんかん発作は安定している。


 (処方)

   フェニトイン散10% 1回1.25 g(1日2.5 g) [製剤量]

              1日2回 朝夕食後 28日分


 定常状態におけるフェニトインの体内からの消失速度はMichaelis-Menten式で表される。

この患者における最大消失速度 (mg/day) に最も近い値はどれか。

1つ選べ。

ただし、Michaelis 定数を 8 mg/L 、バイオアベイラビリティを 100% とする。


 1 150   2 240   3 420   4 1,500   5 2,400   6 4,200






フェニトイン散 10% 1日 2.5 g なので、実際のフェニトインの量は 0.25g = 250mg/day です。
又、定常状態の血清中フェニトイン濃度は 12 μg/mL = 12mg/L と単位を mg , L に合わせることができます。

Michaelis-Menten 式 に、分かった値を代入すると、以下にようになります。




つまり



なので、これを解くと
Vmax = 420 です。


以上より、正解は 3 です。