問97-246 解説



問246

34歳女性。統合失調症が疑われて入院した。
幻覚、妄想は処方1により軽減したが、乳汁分泌が生じた。
血液検査の結果を確認した薬剤師の提案により処方2に変更となった。

 (処方1)

   リスペリドン内用液 1 mg/mL  1回2 mL(1日4 mL)

                   1日2回 朝夕食後

 (処方2)

   オランザピン 10 mg錠     1回1錠(1日1錠)

                   1日1回 夕食後



(実務)

 処方変更の根拠となった血液検査項目はどれか。1つ選べ。


 1 プロラクチン     2 コルチゾール     3 エストラジオール

 4 テストステロン    5 アルドステロン





統合失調症薬の使用において、乳汁分泌を伴う副作用は、高プロラクチン血症です。
プロラクチンとは、脳の下垂体前葉から放出されるペプチドホルモンの1種です。

プロラクチンの分泌は、ドパミンによって抑制されます。
統合失調症薬は、このドパミン受容体を遮断するため
プロラクチン分泌抑制作用が弱まることがあります。
そのため、高プロラクチン血症がおきることがあります。


以上より、正解は 1 です。