問97-261 解説



問261

63歳女性。

関節リウマチと診断され、処方1で治療を行った。


 (処方1)

   サラゾスルファピリジン腸溶錠 500 mg  1回1錠(1日2錠)

                            1日2回 朝夕食後

   プレドニゾロン錠 5 mg           1回2錠(1日2錠)

                            1日1回 朝食後


(実務)

 処方1で治療を行ったが、10週間後も効果がなく、処方2への変更が検討されている。

処方2の服薬指導として、誤っているのはどれか。

1つ選べ。


 (処方2)

   メトトレキサートカプセル 2 mg 1回1カプセル

         1週間3回 土曜目の朝夕食後、日曜日の朝食後


 1 1週間のうちの特定の日に服用することを強調して、誤用、過量投与を防止する。

 2 効果発現までには時間がかかることを説明する。

 3 間質性肺炎を発症することがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難などの症状があらわれた場合には、直ちに連絡するように説明する。

 4 口内炎があらわれた場合には、直ちに連絡するように説明する。

 5 関節リウマチの治療において、他剤が無効の場合にのみ使用すると説明する。







メトトレキサートは、関節リウマチの世界的な標準薬です。
効果の発現には、1~2ヶ月かかります。
リウマチによる関節破壊を阻止する目的で、発症早期から用いられる薬です。
よって、選択肢 5 は誤りです。

1週間単位の服用量が、通常6mgです。
6mgを、1回又は2~3回に分けて服用します。分割する際は、12時間毎に服用します。
副作用防止のために、メトトレキサート服用の1~2日後に、葉酸(フォリアミン)と併用することがよくあります。

効果が高い分、副作用もでやすい薬です。
間質性肺炎も、まれに発症することがあります。
又、重篤な血液成分の異常も、まれに発症することがあるので、口内炎などがあらわれた場合、白血球減少が
疑われるため、直ちに医師に連絡することが必要です。



以上より、正解は 5 です。