問97-264 解説



問264

36歳女性。

術後の病理検査により卵巣癌 Ic 期と診断され、パクリタキセルとカルボプラチンの併用療法が予定されている。

処方 1 及び 2 は、この化学療法に対する支持療法である。


 (処方1)

   グラニセトロン塩酸塩注射液 3 mg/バイアル 1バイアル

   デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 6.6 mg/バイアル 3バイアル

     化学療法第1日目 パクリタキセルとカルボプラチンの投与前、点滴静注


 (処方2)

   デキサメタゾン錠 0.5 mg 1回8錠(1日16錠)

     化学療法第2日目及び3日目 1日2回 朝昼食後


 処方2のデキサメタゾン錠の投与目的として、正しいのはどれか。

1つ選べ。


 1 化学療法に伴う骨髄抑制の軽減

 2 化学療法に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の軽減

 3 化学療法に伴う感染症の予防

 4 抗炎症作用による化学療法の効果の増強

 5 化学療法に伴う血栓形成の予防






抗がん剤による治療に伴う副作用を軽減する目的で行われるのが、支持療法です。

オンダンセトロンは、5 - HT3 受容体拮抗薬です。
又、デキサメタゾンはステロイドです。

支持療法として、特に消化器症状(悪心・嘔吐)の軽減を目的として
5 - HT3 受容体拮抗薬や、ステロイドが使用されます。

よって、本処方は、化学療法に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の軽減を目的としていると考えられます。



以上より、正解は 2 です。