問98-291 解説



問291

55歳男性。体重52kg。保険薬局に以下の処方せんを持参した。

(処方)
レボドパ 250mg ・カルビドパ水和物 25mg 配合錠 1回1錠 (1日3錠)
トリヘキシフェニジル塩酸塩錠 2 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

この患者に対する服薬指導時の対応として、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 前回の来局から本日までの日数と前回の投与日数を確認した。
2 手のふるえが見られたが、患者に確認することなく PTP シートのまま投薬した。
3 尿が出にくくないか確認した。
4 自動車の運転は差支えないと説明した。




パーキンソン病の治療においては、症状の変化に伴う
服薬の用法・用量や投与日数の変更が頻繁におきます。
そのため、投与日数の確認は、適切であると考えられます。


PTPシートから薬を取り出すのに苦労していたり
それが原因によるコンプライアンスの悪化がないかといった点を
確認するのが適切であると考えられます。
よって、選択肢 2 は誤りです。

ちなみに、そのような困難が確認できた時は、一包化などの対応が
適切であると考えられます。
※一包化をしても、その袋から取り出すのに苦労するといったケースもあるので
服薬に困難を感じていないかの確認は、一包化にしたとしても継続する必要があります。


トリヘキシフェニジルが抗コリン薬であるため
代表的な副作用である排尿障害の確認をすることは適切であると考えられます。


トリヘキシフェニジルが抗コリン薬であるため、眠気などの副作用が起きる可能性があります。
自動車の運転等、危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意する必要があります。
よって、選択肢 4 は誤りです。


以上より、正解は 1,3 です。