問98-295 解説



問295

35歳男性。体重60kg。庭で作業中、スズメバチに刺された。局所が腫れ上がるとともに、呼吸困難を感じ、さらに全身にじんま疹が出現した。そこで救急外来を受診した。

その後、入院加療にて改善した。今後、同様の反応を繰り返す危険性があるため、退院時にアドレナリンの自己注射薬が処方された。症状発現時にいつでも自己注射できるよう、薬剤師が「患者向医薬品ガイド」を参考に服薬指導した。「患者向医薬品ガイド」に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 「くすりのしおり」の別称であり、同一のものである。
2 当該医薬品の製造販売業者が作成している。
3 すべての医療用医薬品について作成されている。
4 薬剤の効果に関する内容は記載されていない。
5 医薬品医療機器総合機構が管理している医薬品医療機器情報提供ホームページから入手できる。




患者向医薬品ガイドとは、患者の皆様や家族の方に
重大な副作用の早期発見などに役立てて頂くことを目的とした
添付文書を基にわかりやすく記載をしたガイドのことです。
PMDA のホームページからダウンロードできます。

くすりのしおり とは、くすりの適正使用協議会が開発した、インフォームドコンセントの
実践に利用できる材料です。患者さんに十分理解してもらえるようわかりさすい表現で
必要最小限の情報を盛り込んでいることや、一部が英語訳されていることなどが特徴です。
くすりのしおりホームページで見ることができます。

よって、別物です。
選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 はその通りの記述です。


患者向医薬品ガイドは、全ての医薬品について作られているわけではありません。
重篤な副作用の早期発見等を促すために、特に患者へ注意喚起すべき情報等を
有する医療用医薬品について作成が望まれるものです。
よって、選択肢 3 は誤りです。


患者向け医薬品ガイドには、薬の効果、用法、用量、副作用、保管方法などについて
記載がされています。
よって、選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,5 です。