問98-296 解説



問296

35歳女性。体重52kg。左前胸部の肋骨に沿って帯状にかゆみが発生し、発赤し、数日後に激しく痛み出した。帯状疱疹と診断され、神経ブロックで痛みをとりながら薬物治療を行った。しかし、皮疹が治った後も疼痛は3ヶ月以上続いた。

1 両側性に症状がみられることが多い。
2 抗水痘帯状疱疹ウイルス抗体価が高値でも帯状疱疹に罹患する。
3 帯状疱疹では、その多くにウイルス血症を起こす。
4 ウイルス再感染が原因である。
5 免疫力低下や過労が危険因子である。




帯状疱疹は、主に片側にのみ症状が現れる疾患です。
よって、選択肢 1 は誤りです。


選択肢 2 はその通りの記述です。


ウイルス血症とは、ウイルスが血流に侵入し、全身へと移動する状態のことです。
帯状疱疹では、免疫不全状態にある高齢者や免疫抑制剤を使用している場合などにおいて
おこります。
よって、帯状疱疹の多くにウイルス血症をおこすわけではありません。
選択肢 3 は誤りです。


帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの、再活性化により起こります。
よって、再感染ではありません。
選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,5 です。