法規・制度・倫理 (薬学実践)



問306

60歳男性(患者A)。感冒症状により医療機関を受診し、以下の処方が追加となった。

(処方)
総合感冒剤P(注) 1回1g (1日3g) 
1日3回 朝昼夕食後 5日分
[注:有効成分は、サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン及びプロメタジンメチレンジサリチル酸塩]


服用開始2日後、調剤した薬局の薬剤師Bに「尿が出なくなりAさんが入院した」と連絡が入った。
疑われる原因として、可能性が最も高いのはどれか。
1つ選べ。

1 アナフィラキシーショック
2 中毒性表皮壊死症
3 抗コリン作用
4 肝機能障害
5 横紋筋融解症



正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問307

60歳男性(患者A)。感冒症状により医療機関を受診し、以下の処方が追加となった。

(処方)
総合感冒剤P(注) 1回1g (1日3g) 
1日3回 朝昼夕食後 5日分
[注:有効成分は、サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン及びプロメタジンメチレンジサリチル酸塩]


前問の連絡の数日後、薬剤師BがAさんに関することで問い合わせを受けた。
この問い合わせに対してAさんの情報を薬剤師Bから提供することが適切でないのはどれか。
2つ選べ。
なお、第三者への情報提供に対するAさんの同意は得ていない。

1 Aさんの友人から、入院した理由を聞かれたとき。
2 Aさんの勤務先の上司から、服用薬剤の名称を聞かれたとき。
3 入院先の主治医から、Aさんの服用薬剤の銘柄を聞かれたとき。
4 同じ薬局の別の薬剤師CがAさんに服薬説明をする際に、薬剤師CからAさんの症状を聞かれたとき。
5 Aさんの服用薬剤の製造販売業者から、副作用症状の情報提供を求められたとき。



正解 1,2
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問308

感冒症状を訴えて来局した男性(36歳)のお薬手帳から、バルサルタン錠を現在服用していることがわかった。

この男性に販売する一般用医薬品に含まれる成分として、避けるべきものはどれか。
1つ選べ。

1 リゾチーム塩酸塩
2 ジヒドロコデインリン酸塩
3 トラネキサム酸
4 ブロムヘキシン塩酸塩
5 プソイドエフェドリン塩酸塩



正解 5
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問309

この男性に推奨した感冒薬は指定第二類医薬品であった。この医薬品に対する薬局での対応について
正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 直接の容器に「指定第2類医薬品」の文字がないので、不正表示品と判断した。
2 情報を提供するための設備から2メートル離れた商品棚に陳列した。
3 薬剤師が別の来局者に応対していたので、登録販売者が販売した。
4 「この医薬品は、第二類医薬品のうち、人体に対する作用が比較的緩和なものとして
厚生労働大臣が指定した医薬品である」旨の説明をした。



正解 2,3
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問310

保険調剤を行うにあたって、薬剤の特性や患者からの情報をもとに調剤方法や投与方法を工夫することも、薬剤師の重要な業務である。その1つに分割調剤があげられる。


薬局において分割調剤を行い、調剤済みとならなかった場合の薬剤師の対応として、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 処方せんに調剤済みの旨を記入しなかった。
2 調剤録に調剤量を記入しなかった。
3 処方せんに記名押印した。
4 処方せんは薬局で保管し、コピーを患者に渡した。


正解 1,3
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問311

保険調剤を行うにあたって、薬剤の特性や患者からの情報をもとに調剤方法や投与方法を工夫することも、薬剤師の重要な業務である。その1つに分割調剤があげられる。

処方せん受け付け時に患者から得た情報によって薬剤師が対応した事例のうち、分割調剤に係る調剤報酬を算定できる行為はどれか。
2つ選べ。
なお、処方せんには先発医薬品が記載されており、後発医薬品への変更を不可とする旨の
記載はなかったものとする。


1 患者が後発医薬品への変更に不安を持っていることがわかったので、14日処方のところ、1回目の調剤として後発医薬品を5日分交付した。
2 患者が後発医薬品への変更に不安を持っていることがわかったので、30日処方のところ、先発医薬品と後発医薬品をそれぞれ15日分交付した。
3 新たに抗がん剤が7日分処方され、患者が副作用に強い不安を持っていることがわかったので、1回目の調剤として3日分交付した。
4 吸湿性がある薬物が60日分処方され、1回目の調剤として安定性が保証されている30日分を交付した。
5 トリアゾラム錠0.25mgの処方であったが、患者が半分に割って服用していることがわかったので、0.25mg錠を半分に分割して交付した。



正解 1,4
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問312

医療用麻薬は、不正流通による乱用を未然に防止するため、法律で薬局においても厳格な管理が求められている。
薬局における麻薬の取扱いについて以下の問に答えよ。

調剤のために麻薬を取り扱う薬局に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 厚生労働大臣から麻薬小売業者の免許を取得しなければならない。
2 麻薬の譲り受け、保管、交付等の管理を行う薬剤師は、都道府県知事から麻薬管理者の免許を取得しなければならない。
3 覚せい剤原料は、麻薬と一緒に麻薬保管庫内に保管することができる。
4 麻薬卸売業者からの麻薬の購入は、同一都道府県内にある麻薬卸売業者に限定される。
5 麻薬処方せんは、調剤済みとなった日から5年間、保存しなければならない。


正解 4
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問313

医療用麻薬は、不正流通による乱用を未然に防止するため、法律で薬局においても厳格な管理が求められている。
薬局における麻薬の取扱いについて以下の問に答えよ。

薬局における麻薬の廃棄又は再使用に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 薬局業務を廃止するので、不要となった麻薬を都道府県県知事に届け出ることなく廃棄した。
2 在庫していた麻薬の有効期限が切れたので、都道府県知事に麻薬廃棄届けを提出し
保健所職員の立会いの下で廃棄した。
3 調剤中に破損した麻薬を管理薬剤師が薬局の他の職員の立会いの下、焼却処分した。
4 患者の家族から不要となった麻薬が返却されたので、品質に問題がないことを確認して
再使用した。
5 ファクシミリにより送信された麻薬処方せんの内容に基づきオキシコドン塩酸塩徐放錠を調剤したが
患者が受け取りに来なかったので、再使用した。


正解 2,5
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問314

45歳男性から、「特定健康診査を受けたところ、医師から尿酸値が高いと指摘された。食生活を改善するように言われたが
何に注意すればいいかわからない。」と薬局の薬剤師に相談があった。

摂取を控えるように指導すべき食品はどれか。最も適切なものを
2つ選べ。


1 ビール
2 牛乳
3 ほうれん草
4 鶏レバー
5 鶏卵


正解 1,4
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問315

45歳男性から、「特定健康診査を受けたところ、医師から尿酸値が高いと指摘された。食生活を改善するように言われたが
何に注意すればいいかわからない。」と薬局の薬剤師に相談があった。

特定健康診査に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。


1 保険者が法律に基いて加入者に実施する。
2 60歳以上の者は対象とならない。
3 診査の結果に応じて特定保健指導が行われる。
4 原則として受診者が費用を支払う。


正解 1,3
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問316

70歳男性の患者が持参した以下の内容の処方せんを
土曜日15時に保険薬局で受け付け、調剤を行った。お薬手帳及び患者への確認により
非ステロイド性消炎鎮痛剤が他院からも処方されていることがわかり、処方医に照会し
イブプロフェン顆粒の処方は削除となった。また、それ以外の処方内容は適切であった。
なお、本薬局の土曜日の開局時間は、8時から19時である。

(処方1)
フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg  
1回1錠(1日2錠)

セフポドキシムプロキセチル錠 100mg
1回1錠(1日2錠)

1日2回 朝夕食後 3日分
嚥下困難のため粉砕し一包にして調剤

(処方2)
イブプロフェン顆粒 20 %
1 回 1 g [製剤量]
疼痛時 5 回分 (全 5 g)

(処方3)
ベタメタゾン吉草酸エステル軟膏 0.12 % 30 g
白色ワセリン 30 g
以上混合 1日2回 背中に塗布 全量 60 g


調剤報酬に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 調剤報酬は、調剤技術料、薬剤料及び特定保険医療材料料の3つで構成される。
2 調剤報酬を決定する際、厚生労働大臣は、中央社会保険医療協議会の意見を聴く。
3 調剤報酬点数表は、報酬額が点数で示されており、1点は10円である。
4 「重複投薬・相互作用防止加算」は、調剤基本料に加算される。


正解 2,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問317

70歳男性の患者が持参した以下の内容の処方せんを
土曜日15時に保険薬局で受け付け、調剤を行った。お薬手帳及び患者への確認により
非ステロイド性消炎鎮痛剤が他院からも処方されていることがわかり、処方医に照会し
イブプロフェン顆粒の処方は削除となった。また、それ以外の処方内容は適切であった。
なお、本薬局の土曜日の開局時間は、8時から19時である。

(処方1)
フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg  
1回1錠(1日2錠)

セフポドキシムプロキセチル錠 100mg
1回1錠(1日2錠)

1日2回 朝夕食後 3日分
嚥下困難のため粉砕し一包にして調剤

(処方2)
イブプロフェン顆粒 20 %
1 回 1 g [製剤量]
疼痛時 5 回分 (全 5 g)

(処方3)
ベタメタゾン吉草酸エステル軟膏 0.12 % 30 g
白色ワセリン 30 g
以上混合 1日2回 背中に塗布 全量 60 g


患者に一部負担金を請求した際に、患者より調剤報酬算定内容に関して
説明を求められた。その説明内容として、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 調剤料は、調剤を行うことによる技術料です。この場合は、内服1剤、外用1剤の算定となります。
2 夜間・休日等加算は、土曜日の13時以降に調剤を行ったので算定をしました。
3 嚥下困難者用調剤加算は、処方せんの支持に従い、錠剤を粉砕したので算定しました。
4 計量混合調剤加算は、2種類の錠剤を粉砕し、混合して分包したので算定しました。
5 重複投薬・相互作用防止加算は、医師に疑義照会し、処方が削除となったので算定しました。


正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問318

在宅患者に対する薬剤師の業務について、以下の問いに答えよ。

保険薬局の保険薬剤師が行った在宅患者訪問薬剤管理指導に関する記述のうち
正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 介護支援専門員(ケアマネージャー)の指示により行った。
2 薬剤師でない従業員に業務の実施を指示した。
3 中心静脈栄養法の対象患者に行った。
4 病院に入院中の患者に行った。
5 同一月内に、複数の薬局が同じ患者に対し在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定した。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問319

在宅患者に対する薬剤師の業務について、以下の問いに答えよ。

在宅医療・介護についての記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 在宅患者訪問薬剤管理指導は、介護保険法に基づく居宅サービスの1つである。
2 介護支援専門員は、寝たきり状態の要介護者に対して必要な援助を行うことを業務としている。
3 保険薬局の開設者は、居宅療養管理指導を行う指定居宅サービス事業者とみなされる。
4 在宅患者に対する居宅療養管理指導の給付に当たって、保険薬局は、患者が介護保険の適用を受けていることを確認する。


正解 3,4
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問320

ある病院が製薬企業からの依頼を受けて治験を実施することになった。

病院での治験薬の取扱いに関する記述のうち、正しいのはどれか。

1 治験薬を処方できるのは、治験責任医師又は治験分担医師に限られる。
2 治験薬を調剤できるのは、治験薬管理者から指名された薬剤師に限られる。
3 治験薬の服薬指導は、薬剤師が行う。
4 治験薬の安全性に関する情報は、患者に提供してはならない。


正解 1,3
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問321

ある病院が製薬企業からの依頼を受けて治験を実施することになった。

治験に関して製薬企業が行った業務について、正しいのはどれか。

1 第 II 相試験の開始に先立ち、厚生労働大臣に治験の計画を届け出た。
2 治験責任医師に治験実施計画書の作成を依頼した。
3 治験薬管理者に治験薬概要書の作成を依頼した。
4 治験施設支援機関(SMO)に治験協力者(CRC)の派遣を委託した。
5 モニタリング担当者が当該治験の監査を実施した。


正解 1
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問322

薬剤師が病棟で抗生物質注射薬を溶解しようとしたところ、バイアル内に
ガラス片様の異物が混入していることを発見し、当該製品の
製造販売業者に通報した。

この通報が当該医薬品の製造販売業者の品質保証責任者に伝えられた。
その場合の品質保証責任者の対応として、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 通報を受けたのち、薬事監視員の指示を待って、品質管理業務手順書を作成した。
2 品質不良のおそれが判明した段階で、速やかに統括製造販売責任者に報告した。
3 品質不良が判明したので、自らの判断で当該製品の回収措置を決定した。
4 回収した製品を直ちに廃棄せず、区分して一定期間保管した。


正解 2,4
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問323

薬剤師が病棟で抗生物質注射薬を溶解しようとしたところ、バイアル内に
ガラス片様の異物が混入していることを発見し、当該製品の
製造販売業者に通報した。

医療機関で用いられる医薬品の回収(リコール)情報を入手した際の薬剤師の対応として
適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 「医薬品の安全使用のための業務に関する手順書」に従い、該当する医薬品を速やかに回収した。
2 回収情報の第一報を、医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)の電子メールで
知ったので、製造販売会社に連絡をとり詳細情報を確認した。
3 回収対象の製品がクラス I に該当していたため、そのまま使用してもまず健康被害の原因になるとは
考えられないと判断した。
4 回収対象の製品は健康被害を引き起こす可能性があると考え、薬剤師の判断で同種同効の
他の医薬品に変更し調剤した。


正解 1,2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問324

医療事故を防ぐための薬剤師の行為として、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 コンピュータで制御されている調剤機器を使用したので、調剤監査をしなかった。
2 薬剤交付時には、引き換え券だけでなく患者の氏名を口頭で確認した。
3 薬局内で発生したヒヤリ・ハット事例を収集・分析し、スタッフに周知徹底した。
4 散剤を包装容器から装置びんに補充する時に、複数の薬剤師で確認し合いながら行った。
5 処方どおり間違えずに調剤するだけでなく、処方そのものに誤りがないか確認しながら調剤した。


正解 1
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問325

調剤による医療事故が発生した場合の薬剤師の対応として、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 事故を起こした当事者が常に主体となって、事態を把握し対応する。
2 健康被害の有無を確認する前に、事故の原因を特定する。
3 事故の記録には、客観的な事実のみを経時的に整理して記載する。
4 事故の原因が特定されなくても、医療事故の対象となった患者や家族には誠意を持って対応する。


正解 3,4
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