問98-120 解説


問120

アレルギー及び自己免疫疾患に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 アナフィラキシーショックは、IgE抗体の関与するI型アレルギーの機序で引き起こされる。
2 接触性皮膚炎は、主に活性化されたT細胞やマクロファージによって引き起こされるIV型アレルギーである。
3 胎児の赤血球抗原により母体が感作され生成する抗体は、IgMクラスであるため、胎盤を通過しやすく新生児溶血性貧血の原因となる。
4 ニコチン性アセチルコリン受容体に対する自己抗体は、重症筋無力症の発症に関与する。
5 バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体に対する自己抗体の作用による甲状腺機能亢進が原因となる。




選択肢 1,2 はその通りの記述です。


赤血球抗原により母体が感作され生成する抗体の中で
IgM は、分子量が大きく胎盤を通過しません。

胎盤を通過し、新生児溶血性貧血の原因となるのは
IgG です。
よって、選択肢 3 は誤りです。


選択肢 4,5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 3 です。