問98-85 解説



問85

完全静脈栄養法(TPN)施行時のビタミンB1不足によって
発症することがあるのはどれか。
1つ選べ。

1 溶血性貧血  2 高アンモニア血症  3 壊血病
4 代謝性アルカローシス  5 乳酸アシドーシス





完全静脈栄養法施行時のビタミンB1不足によって発症することがあるのは
乳酸アシドーシスです。

ビタミンB1は、ピルビン酸脱水素酵素などの補酵素です。
ビタミンB1が欠乏することで、解糖系で生じたピルビン酸の代謝が阻害され
ピルビン酸が蓄積します。

この状況に対し、代償的に、乳酸脱水素酵素によるピルビン酸の代謝が亢進し、その結果
乳酸が生成されます。乳酸が豊富になることにより、乳酸アシドーシスが引き起こされます。



以上より、正解は 5 です。