実務 (薬学実践)



問326

厚生労働省医政局通知(平成 22 年 4 月 30日付け医政発 0430 号第 1 号)では
チーム医療において薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが非常に有益である
とされている。薬剤師がチーム医療の中で取り組むべき業務として、不適切なのはどれか。
1つ選べ。

1 処方の変更や検査のオーダーについて、医師等と協働して実施する。
2 注射剤を投与するため、静脈に留置針を穿刺する。
3 副作用の発現状況や有効性の確認を行い、必要に応じて薬剤の変更等を提案する。
4 外来がん化学療法を受けている患者に対し、医師等と協働してインフォームド・コンセントを実施する。
5 入院患者の持参薬の内容を確認した上で、医師に対し服薬計画を提案する。


正解 2
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問327

保険調剤において医師への照会対象となる処方内容はどれか。
1つ選べ。
ただし、監査項目欄に示した項目以外に疑義はないものとする。

1 ドンペリドン錠 10mg 1日3回 朝昼夕食前 1回1錠(1日3錠) 14日分
監査項目 投与日数
2 ファモチジン錠 20mg 1日2回 朝食後・就寝前 1回1錠(1日2錠) 45日分
監査項目 用法
3 アシクロビル錠 400mg 1日5回 朝昼夕食後・午後3時・就寝前 1回2錠(1日10錠) 5日分
監査項目 用法
4 アカルボース錠 100mg 1日3回 朝昼夕食直前 1回1錠(1日3錠) 45日分
監査項目 用法
5 トリアゾラム錠 0.25mg 1日1回 就寝前 1回1錠(1日1錠) 45日分
監査項目 投与日数


正解 5
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問328

68歳男性。不整脈の既往あり。性機能不全を訴え医療機関を受診した。
タダラフィル錠を処方しようとした医師が、お薬手帳を確認したところ、以下の
処方歴が判明したため、医師がかかりつけ薬局に対してタダラフィル錠の
適正使用に関する問い合わせを行った。
薬剤師が行う情報提供の内容として不適切なのはどれか。
1つ選べ。

(処方)
アミオダロン塩酸塩錠 100mg 1回1錠(1日2錠) 1日2回 朝夕食後 14日分

1 アミオダロン塩酸塩錠と併用できる。
2 腎障害がある患者では、減量を検討する。
3 血圧には影響を及ぼさない。
4 重度の肝障害がある患者には使えない。
5 服薬は1日1回までである。


正解 3
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問329

図は吸入粉末剤(ドライパウダー)の吸入の様子を示したものである。
吸入方法として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。




正解 3
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問330

保険薬局における内服薬の藥袋の記載に関する記述のうち
誤っているのはどれか。
2つ選べ。

1 処方医の氏名を記載しなかった。
2 処方せん発行日を記載しなかった。
3 薬剤の使用期限を記載しなかった。
4 調剤した薬局の所在地を記載しなかった。
5 調剤日を記載しなかった。


正解 4,5
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問331

カリウム補給が必要な患者に対し、以下の薬剤が処方された。
患者に供給されるカリウム量は1分間あたり何 mmol か。最も近い値を
1つ選べ。
ただし、K 及び Cl の原子量はそれぞれ 39.0 及び 35.5 とする。

(処方)
塩化カリウム点滴液 15w/v% 10mL
生理食塩液           500mL 
6時間かけて点滴静注

1 0.45  2 0.22  3 0.11  4 0.055  5 0.028

正解 4
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問332

高カロリー輸液を無菌的に混合調製することになった。
クリーンベンチの作業環境と機器の管理に関する記述のうち
正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 JIS規格クラス 5 (米国航空宇宙局規格のクラス100相当)の性能のものを用いることが望ましい。
2 HEPAフィルターでろ過された空気により装置内が陰圧に保たれている。
3 汚染の機械現象のため、通風の開始と同時に混合調製を開始する。
4 終業時の作業面の清拭は、原則として上から下へ、奥から手前へ行う。
5 混合調製は、清浄な環境を確保するため、殺菌灯を点灯したまま行う。


正解 1,4
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問333

病院内の感染予防に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 米国疾病管理予防センターの普遍的予防策(ユニバーサルプレコーション)は
医療従事者の保護を中心とした考えである。
2 標準予防策(スタンダードプレコーション)は、感染症を有する患者に対する対策である。
3 標準予防策では、手袋、マスク、ガウン等の着用基準を定めている。
4 感染経路別予防策とは、院内感染した患者の動線を調査して感染防止策を立てる方法である。
5 入院する前から既に感染しており、入院後に発症した感染症も院内感染症とみなされる。


正解 1,3
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問334

問題志向型の診療録に関する記述のうち、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 主目的は、医師の備忘録である。
2 基本的な構成として患者情報(基礎データ)、問題(プロブレム)リスト、初期計画
経過記録の4つを含む。
3 患者情報(基礎データ)には、家族構成などの本人以外の個人情報は記載しない。
4 初期計画の記載方法の1つにSOAP方式がある。
5 経過記録は、問題(プロブレム)ごとに分けて記録する。


正解 2,5
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問335

漢方薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 虚実や陰陽などの体質や病態に応じて使用される。
2 漢方処方に用いられる生薬は、すべて日本薬局方に収載されている。
3 西洋医学的には全く異なる疾患であっても、同一の漢方薬が処方されることがある。
4 漢方薬と西洋薬の組合わせに併用禁忌はない。


正解 1,3
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問336

病院で働く職種と主な職務内容の組み合わせのうち
誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 医師 - 医療及び保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上及び増進に寄与し
もって国民の健康な生活を確保する。
2 臨床検査技師 - 検体検査のほか厚生労働省令で定める種々の生理学的検査を行う。
3 診療放射線技師 - 人体に対して放射線照射を行う。
4 臨床工学技士 -身体に障害のある者に対し、基本的動作能力の回復を図るため
治療体操等の運動や物理的手段を加える。
5 作業療法士 - 身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は
社会適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせる。


正解 4
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問337

法律に基づいた医薬品の管理及び取扱いに関する記述のうち、適切なのはどれか。
1つ選べ。

1 フェンタニルクエン酸注射液とメチルフェニデート塩酸塩錠を
鍵のかかる同一の保管庫で保管した。
2 麻薬施用者が、疾患の治療を目的としてジアセチルモルヒネ散を施用した。
3 1%のコデインリン酸塩水和物散を、麻薬保管庫に保管しなかった。
4 スキサメトニウム塩化物注射液を、劇薬用の冷所保管庫に保管した。
5 セレギリン塩酸塩錠を、他の医薬品と区別して覚せい剤保管庫に保管した。


正解 3
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問338

医薬品情報源に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 「医薬品・医療機器等安全性情報」は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度
により収集された情報をもとに、日本医薬情報センターが発行するものである。
 「医療用医薬品添付文書」は、薬事法で規定された法的根拠のある情報源である。
 「医薬品インタビューフォーム」は、添付文書の情報を補完する目的で
日本病院薬剤師会が発行する資料である。
 「医療用医薬品品質情報集」は、原薬の品質を評価した情報集である。
 「医薬品安全対策情報」は、医療用医薬品添付文書の「使用上の注意」の
改訂情報を収載したものである。

正解 2,5
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問339

患者が入院時に持ち込んだ医薬品(持参薬)等に関する入院先の医療機関の
薬剤師の対応として、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 当該医療機関の採用薬ではなかったので、持参薬の入院中の服用状況を
診療録に記載しなかった。
2 同一銘柄の医薬品が採用されていなかったので、持参薬の情報に加えて
院内で採用されている同種同効薬の情報を担当医に提供した。
3 持参薬を粉砕し分包したので、調剤料を算定した。
4 持参薬以外にサプリメントの使用について確認した。


正解 2,4
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問340

薬剤管理指導業務に関する記述のうち、不適切なのはどれか。
1つ選べ。

1 対象患者ごとに指導記録を作成した。
2 患者の訴えや自覚症状を傾聴し、副作用の早期発見に努めた。
3 小児に対して直接指導ができないと判断し、母親に服薬指導を行った。
4 対象患者に使用される全ての薬剤について、薬学的管理指導を行った。
5 施設に勤務している薬剤師は 1 名であったが、薬学的管理指導を行い
薬剤管理指導料を算定した。 


正解 5
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問341

ペン型インスリン製剤を患者に交付した後の使用方法及び
保管方法の記述のうち、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 使用前には空打ちを行う。
2 毎日同一部位に注射する。
3 未使用の製剤は、凍結して保管する。
4 未使用の製剤は、室温で保管する。
5 使用開始後の製剤は、室温で保管する。


正解 1,5
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問342

初めて来局した患者から一般名処方の保険処方せんを受け取った。
初めての投薬であることを患者に確認した。調剤薬を決定する上で
最も適切な対応はどれか。
1つ選べ。

(処方)
[般] テプレノンカプセル 50mg 1回 1 カプセル (1日3カプセル)
                     1日 3 回  朝昼夕食後  7日分

1 処方医に販売名を照会する。
2 薬剤師の判断に基いて先発医薬品を選択する。
3 薬剤師の判断に基いて先発医薬品を選択する。
4 患者に先発医薬品又は後発医薬品の使用に関する意向を確認する。
5 処方医に先発医薬品又は後発医薬品の使用に関する意向を確認する。


正解 4
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問343

35歳男性。一般用医薬品を求めて来局した。胸やけを訴えたので
商品A(ファモチジン製剤、第一類医薬品)
又は商品B(制酸を目的とする製剤、第二類医薬品)を
使用するのが良いと判断した。
この時の対応として、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 登録販売者が、書面を用いて情報提供し、商品Aを販売した。
2 薬剤師が、口頭で情報提供し、商品Aを販売した。
3 薬剤師が、書面を用いて情報提供し、商品Bを販売した。
4 登録販売者が、口頭で情報提供し、商品Bを販売した。


正解 3,4
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問344

病院の医師から保険薬局に対して、保険処方せんに基づいた
在宅患者訪問薬剤管理指導の依頼があった。薬剤師の対応のうち
誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 薬学的管理指導を、医師の指示に基づいて行った。
2 病院薬剤師にはこの業務が行えないことを、患者家族に説明した。
3 家庭用血圧計で血圧を毎日測定し、記録するよう指導した。
4 薬の服用が困難であることを確認した上で、処方医に剤形の変更を提案した。
5 副作用が発現している可能性があったので、処方医に電話で報告した。


正解 2
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問345

小学校から担当の学校薬剤師に対して、ノロウイルス感染対策として
給食室の調理台や調理器具の消毒に関して質問があった。
塩素濃度 200 ppm の次亜塩素酸ナトリウム液を 3L 準備するには
6 w/v % 次亜塩素酸ナトリウム消毒液が何 mL 必要か。
1つ選べ

1  1    2  3     3  10    4  30    5  100 

正解 3
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