問98-130 解説


問130

シトクロムP450に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 還元型が酸素分子と結合すると 450 nm に吸収極大を示す。
2 NADPH-シトクロムP450還元酵素を介して電子を受け取る。
3 活性中心にCu(II)を含有する。
4 スーパーオキシドアニオンを利用する。
5 還元反応を触媒することがある。



シトクロムP450は、ほとんど全ての生物に存在する、分子量約45000~60000の酸化酵素です。
還元状態で、一酸化炭素と結合して、450nm に吸収極大を示す色素です。
よって、酸素分子と結合した時に、450nm に吸収極大を示すわけではないので
選択肢 1 は誤りです。


多くの薬物の酸化を触媒します。
電子は、NADPHから、還元酵素を介して供給されます。


約500アミノ酸残基からなり、活性部位にヘムを持ちます。
よって、活性中心にあるのは、Fe(II)なので、選択肢 3 は誤りです。


スーパーオキシドアニオンとは、O2のことです。
一般には、活性酸素と呼ばれます。
シトクロムP450は、スーパーオキシドアニオンを利用するわけではないので
選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。



以上より、正解は 2,5 です。