物理・化学・生物 (薬学実践)



問196

60歳男性。2年前に拡張型心筋症と診断され、その後、内服加療中だった
症状が悪化し、夜間就寝中に呼吸苦が出現したため、救急外来を受診し
慢性心不全の急性憎悪の診断で入院となった。
この患者に対して、フロセミドとドブタミン塩酸塩の注射剤が投与されることになった。


フロセミド注射液とドブタミン塩酸塩注射液の添加物とpH を以下に示す。
この患者へのフロセミド注射液の投与に関する記述のうち、適切なのはどれか。
2つべ。

医薬品名 フロセミド  添加物 塩化ナトリウム、pH調節剤  pH 8.6~9.6
医薬品名 ドブタミン塩酸塩  添加物 D-マンニトール、亜硫酸水素ナトリウム、塩酸  pH 2.7~3.3


1 ドブタミン塩酸塩注射液と混合してワンショット静注する。
2 ドブタミン塩酸塩注射液とともに注射用水に希釈して点滴静注する。
3 ドブタミン塩酸塩注射液とは別に静脈内投与する。
4 高カリウム血症に注意して投与する。
5 不整脈に注意して投与する。




正解 3,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問197


60歳男性。2年前に拡張型心筋症と診断され、その後、内服加療中だった
症状が悪化し、夜間就寝中に呼吸苦が出現したため、救急外来を受診し
慢性心不全の急性憎悪の診断で入院となった。
この患者に対して、フロセミドとドブタミン塩酸塩の注射剤が投与されることになった。


腎臓のヘンレ係蹄上行脚におけるNa+、Cl-の再吸収により
髄質間質に高浸透圧が形成される。

生理的状態における髄質間質の塩化ナトリウム(式量:58.4)濃度は29g/L
尿素(分子量:60.1)濃度は12g/Lである。
これら溶質が形成する浸透圧(Pa(N/m2))に最も近いのはどれか。
1つ選べ。
ただし、間質の体液は理想状態にあり、気体定数は8.31(J・mol-1・K-1
体温は37℃とし、塩化ナトリウムは完全に解離状態にあるとする。

1 1.8× 10  2 1.8× 10  3 3.1× 10
4 1.8× 10  5 3.1× 10


正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問198

56歳男性。
身長166cm、体重56kg。5年前に高血圧を指摘され、処方1で治療を行っていた。
1年前から全身倦怠感、口渇が出現し持続するため、近くの診療所を受診したところ
糖尿病と診断され、食事療法と運動療法を指導された。
しかし、血糖コントロールが改善しなかったため、今回、処方2の薬剤が追加された。

(処方1)
テモカプリル塩酸塩錠 2mg  1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食後 30日分

(処方2)
グリベンクラミド錠 2.5mg 1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食前 30日分


この患者に対する服薬指導として、適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 グリベンクラミド錠を飲み忘れて食後1時間以上経過した場合、翌朝に2回分を服用すること。
2 グリベンクラミド錠の服用により体重が増加することがあるので、食事療法と運動療法をしっかり行うこと。
3 グリベンクラミドの代謝物で尿が赤みを帯びることがあるが、問題がないので飲み続けること。
4 テモカプリル塩酸塩錠の有効性を損う場合があるので、納豆の摂取は避けること。
5 テモカプリル塩酸塩錠の服用により、咳が出た場合には、医師又は薬剤師に連絡すること。


正解 2,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問199

56歳男性。
身長166cm、体重56kg。5年前に高血圧を指摘され、処方1で治療を行っていた。
1年前から全身倦怠感、口渇が出現し持続するため、近くの診療所を受診したところ
糖尿病と診断され、食事療法と運動療法を指導された。
しかし、血糖コントロールが改善しなかったため、今回、処方2の薬剤が追加された。

(処方1)
テモカプリル塩酸塩錠 2mg  1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食後 30日分

(処方2)
グリベンクラミド錠 2.5mg 1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食前 30日分


グリベンクラミドの作用機序である膜電位変化として、最も近い値はどれか。
1つ選べ。
膵臓ランゲルハンス島β細胞における平衡膜電位φm (mV) は
以下の式で近似されるとする。



PK+ は Kの膜透過係数、PNa+ は Naの膜透過係数を示す。
細胞内外におけるイオン組成は以下の表に従うとする。



ただし、静止状態で PK+ は PNa+ の25倍の値を示し
一方、グリベンクラミド存在下では、PK+ は PNa+ の4倍にまで阻害されるとする。
また、静止膜電位は-69mV、細胞内外のイオン組成は変化しないと仮定する。

log10 1.8= 0.26、log10 2.8= 0.45、log10 3.8= 0.58 とする。


1 +35mV 2 +25mV 3 +15mV
4 -15mV 5 -25mV


正解 1
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問200

50歳男性。
躁病のため3年前より処方1の薬剤を服用しており、状態は良好であった。
最近、高血圧と診断され、処方2の薬剤を併用しながら、低塩食を続けていたが
食欲不振、振戦、傾眠が増強してきたので、近医で診察を受けた。

(処方1)
炭酸リチウム錠 100mg 1回2錠 (1日4錠)
1日2回 朝夕食後 30日分

(処方2)
アムロジピンベシル酸塩錠 2.5mg 1回1錠 (1日1錠)
トリクロルメチアジド錠2mg 1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分


食欲不振、振戦、傾眠が増強した理由として適切なのはどれか。
2つ選べ。

1 低塩食により血清中リチウムイオン濃度が上昇した。
2 トリクロルメチアジド錠服用により血清中リチウムイオン濃度が上昇した。
3 アムロジピンベシル酸塩錠服用により血清中リチウムイオン濃度が上昇した。
4 低塩食により血清中リチウムイオン濃度が低下した。
5 トリクロルメチアジド錠服用により血清中リチウムイオン濃度が低下した。
6 アムロジピンベシル酸塩錠服用により血清中リチウムイオン濃度が低下した。


正解 1,2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問201

50歳男性。
躁病のため3年前より処方1の薬剤を服用しており、状態は良好であった。
最近、高血圧と診断され、処方2の薬剤を併用しながら、低塩食を続けていたが
食欲不振、振戦、傾眠が増強してきたので、近医で診察を受けた。

(処方1)
炭酸リチウム錠 100mg 1回2錠 (1日4錠)
1日2回 朝夕食後 30日分

(処方2)
アムロジピンベシル酸塩錠 2.5mg 1回1錠 (1日1錠)
トリクロルメチアジド錠2mg 1回1錠 (1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分


治療薬物モニタリング(TDM)に指定されている血清中リチウムイオン濃度の測定には
原子吸光光度法が用いられる。次の記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 原子吸光光度法は、光が原子蒸気層を通過するとき、励起状態の原子が特有波長の光を吸収する現象を利用する。
2 原子吸光光度法の光源部には主にキセノンランプが用いられる。
3 原子吸光光度法の試料原子化部にはフレーム方式、電気加熱方式、冷蒸気方式がある。
4 定量に際しては、干渉やバックグラウンドを考慮する必要がある。
5 リチウム原子は、黄色光を選択的に吸収する。


正解 3,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問202

10歳女児。
上気道炎で、咳と痰がひどいため以下の薬剤が処方された。

(処方)
ブロムヘキシン塩酸塩シロップ 0.08% 1回4mL (1日12mL)
メジコンシロップ (注) 1回3mL (1日9mL)
1日3回 朝昼夕食後 7日分

注:1mL 中にデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 2.5mg
クレゾールスルホン酸カリウム15mg を含有する。


この処方は組合せ水剤として交付することが望ましい。
その理由として、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 クレゾールスルホン酸が加水分解される。
2 ブロムヘキシンが分解する。
3 デキストロメトルファンが分解する。
4 ブロムヘキシンとデキストロメトルファンとの複合体が析出する。
5 ブロムヘキシンとクレゾールスルホン酸との複合体が析出する。



正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問203

10歳女児。
上気道炎で、咳と痰がひどいため以下の薬剤が処方された。

(処方)
ブロムヘキシン塩酸塩シロップ 0.08% 1回4mL (1日12mL)
メジコンシロップ (注) 1回3mL (1日9mL)
1日3回 朝昼夕食後 7日分

注:1mL 中にデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 2.5mg
クレゾールスルホン酸カリウム15mg を含有する。


日本薬局方ブロムヘキシン塩酸塩の定量法を以下に示す。
□ の中に入れるべき数値として、正しいのはどれか。
1つ選べ。



「本品を乾燥し、その約0.5g を精密に量り、ギ酸2mLに溶かし
無水酢酸60mLを加え、50℃の水浴中で15分間加温し
冷後、0.1mol/L 過塩素酸で滴定する(指示薬:クリスタルバイオレット試液2滴)。
ただし、滴定の終点は液の紫色が青緑色を経て黄緑色に変わるときとする。
様の方法で空試験を行い、補正する。

0.1mol/L 過塩素酸1mL = □ mg C14H20BrN・HCl」


1 20.63   2 41.26   3 82.52   4 103.1   5 206.3


正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問204

65歳男性。
腰痛がひどいため、ガドテル酸メグルミン注射液を用いて造影検査を実施した結果
椎間板ヘルニアと診断され、以下の薬剤が処方された。

(処方1)
エペリゾン塩酸塩錠 50mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

(処方2)
ケトプロフェンテープ剤 30mg 1回1枚 (1日2枚)
1日2回 患部に貼付 14日分(全28枚)

(処方3)
ジクロフェナクナトリウム坐剤 50mg 1回1個
疼痛時20回分 (全20個)


この患者に対する情報提供の内容として、適切でないのはどれか。
2つ選べ。

1 造影検査の数日後までに、発熱、発疹、悪心、血圧低下、呼吸困難等が現れたときには速やかに主治医に連絡する。
2 処方1により、脱力感、ふらつき、眠気等が発現することがあるので、車の運転は控える。
3 処方1の薬の作用が減弱するので、クロレラの摂取を控える。
4 処方2により、光線過敏症を発現することがあるので、本剤の使用中及び使用後も当分の間、外出時には貼付部を衣服やサポーターなどで遮光する。
5 処方3の薬の作用が減弱するので、グレープフルーツジュースの摂取を控える。


正解 3,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問205

65歳男性。
腰痛がひどいため、ガドテル酸メグルミン注射液を用いて造影検査を実施した結果
椎間板ヘルニアと診断され、以下の薬剤が処方された。

(処方1)
エペリゾン塩酸塩錠 50mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分

(処方2)
ケトプロフェンテープ剤 30mg 1回1枚 (1日2枚)
1日2回 患部に貼付 14日分(全28枚)

(処方3)
ジクロフェナクナトリウム坐剤 50mg 1回1個
疼痛時20回分 (全20個)


ガドテル酸メグルミンは代表的なMRI 用造影剤である。
次の記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 MRI 装置は、円筒形の強力な磁石とラジオ波の発振器及び受信器からなる。
2 1H のように核スピンが1/2の核種は、外部磁場に対して2通りの配向をとる。
3 ガドテル酸メグルミンは、ガドリニウムイオン(Gd3+)にメグルミンを配位させたキレート製剤である。
4 Gd3+は主として周辺に存在する水素原子核の縦緩和時間(T1)を延長する。
5 臓器や器官が骨に囲まれていても、MRI では内部画像を得ることができる。



正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問206

58歳女性。
呼吸器感染症。
肺炎球菌が同定され、注射用ピペラシリンナトリウムが処方された。


注射用ピペラシリンナトリウムに関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 最小発育阻止濃度又はそれに近い濃度で殺菌的に作用する。
2 腎尿細管分泌の阻害によりメトトレキサートの腎排泄を遅延させる。
3 主に肝臓で代謝されるため肝障害のある患者には禁忌である。
4 トブラマイシンと併用する場合は、配合変化を避けるため別経路で投与する。
5 溶解後は速やかに使用する。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問207

58歳女性。
呼吸器感染症。
肺炎球菌が同定され、注射用ピペラシリンナトリウムが処方された。


ピペラシリン(A)の構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2選べ。



1 Aの部分構造BはL-メチオニンとD-バリンで構成されている。
2 Bの骨格Cをセファムとよぶ。
3 Cの左側に存在する環状アミドをラクタムとよぶ。
4 ペニシリン系抗生物質に対する耐性菌が産生するβ-ラクタマーゼは、Aの四角で囲んだ部分に存在するアミド結合を切断する。



正解 3,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問208

48歳男性。
腎移植後、拒絶反応予防のため、タクロリムス水和物顆粒剤を1回5mg で1日2回経口投与されている。


タクロリムスに関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 顆粒剤からカプセル剤への切り換えに際しては血中濃度をモニターし、吸収変動がないことを確認する。
2 血液中で多くは赤血球画分に分布する。
3 フェノバルビタールの併用により血中濃度が上昇する。
4 乾燥弱毒生風疹ワクチンとの併用は禁忌である。
5 スピロノラクトン投与中の患者には禁忌である。


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問209

48歳男性。
腎移植後、拒絶反応予防のため、タクロリムス水和物顆粒剤を1回5mg で1日2回経口投与されている。


タクロリムス水和物に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。



1 テトラサイクリン系抗生物質に分類される。
2 L-プロリンを含む。
3 テトラヒドロフラン環を含む。
4 四角で囲んだ三置換アルケンの立体化学はE である。
5 強アルカリ性で安定に存在する。


正解 4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問210

腎機能が低下した患者では、溶解補助剤である
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンが蓄積することにより
腎機能がさらに悪化することがある。


この溶解補助剤が用いられている注射剤はどれか。
1つ選べ。
ただし、( )内は有効成分名を示す。

1 ホスミシンS 静注用1g (ホスホマイシンナトリウム)
2 オメプラール注用20 (オメプラゾールナトリウム)
3 イトリゾール注1% (イトラコナゾール)
4 セフメタゾン静注用0.5g (セフメタゾールナトリウム)
5 硫酸カナマイシン注射液1000mg (カナマイシン硫酸塩)



正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問211

腎機能が低下した患者では、溶解補助剤である
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンが蓄積することにより
腎機能がさらに悪化することがある。


ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは
β-シクロデキストリン(β-CD)の誘導体である。
β-CD に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。



1 β-CD は7つのグルコースから構成されている。
2 単糖間は、すべてβ-グリコシド結合でつながっている。
3 β-CD やクラウンエーテルのように、分子の空孔に他の分子を取り込む現象を抱合という。
4 β-CD は外側が親水性で、空孔に疎水性の化合物を取り込み可溶化する。


正解 1,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問212

40歳女性。糖尿病治療を行っていたところ、下肢のしびれの訴えがあり、
八味地黄丸エキス顆粒が処方された。

(処方)
八味地黄丸エキス顆粒 1回2.5g (1日7.5g)
1日3回 朝昼夕食前 7日分


八味地黄丸エキス顆粒の使用法及び使用上の注意に関する記述のうち、適切でなのはどれか。
1つ選べ。

1 本剤には附子が含まれているので、小児等には慎重に使用する。
2 身体を温める作用があるので、冷えのある患者に使用する。
3 流早産の危険性があるので、妊婦には使用しないことが望ましい。
4 主な副作用は、胃部不快感、食欲不振、腹痛などの消化器症状である。
5 高血圧症の患者には使用してはならない。


正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問213

40歳女性。糖尿病治療を行っていたところ、下肢のしびれの訴えがあり、
八味地黄丸エキス顆粒が処方された。

(処方)
八味地黄丸エキス顆粒 1回2.5g (1日7.5g)
1日3回 朝昼夕食前 7日分


八味地黄丸の構成生薬の1つである附子は減毒のために高圧蒸気処理による修治が行われる。
この修治で引き起こされる主な化学反応はどれか。
1つ選べ。

1 酸化反応
2 還元反応
3 加水分解反応
4 アルキル化反応
5 脱水反応


正解 3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問214

2012年5月、利根川水系の各浄水場の水質検査で国の基準をはるかに超え
化学物質としてホルムアルデヒドが検出された。


ホルムアルデヒドの検出・定量は、ペンタフルオロベンジルヒドロキシルアミン(A)と反応させ
生じた化合物(B)に対して行う。
Bの分析法として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。




1 非競合型イムノアッセイ法
2 ガスクロマトグラフ-質量分析法
3 原子吸光光度法
4 示差熱分析法
5 紫外可視分光光度法



正解 2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問215

2012年5月、利根川水系の各浄水場の水質検査で国の基準をはるかに超え
化学物質としてホルムアルデヒドが検出された。


今回の水質異常の原因物質であり、加水分解によりホルムアルデヒドを発生する化合物はどれか。
1つ選べ。




正解 5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
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問216

60歳女性。
乳がんの腸骨転移による骨病変のため
ゾレドロン酸水和物注射液が投与されることになった。


ゾレドロン酸水和物注射液による重大な副作用はどれか。
2つ選べ。

1 急性腎不全
2 顎骨壊死
3 増殖性歯肉炎
4 骨粗しょう症


正解 1,2
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問217

60歳女性。
乳がんの腸骨転移による骨病変のため
ゾレドロン酸水和物注射液が投与されることになった。


ゾレドロン酸は、骨代謝に影響する薬物である。
骨代謝に関連する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 カルシウムが、血液中から吸収されて骨に沈着することを骨吸収という。
2 骨芽細胞は、コラーゲンなどの有機物を分泌し、骨形成を進行させる。
3 上皮小体ホルモン(PTH)は、腎臓からのカルシウムの排泄を促進させる。
4 上記の処方から、この患者では高カルシウム血症が生じていると考えられる。
5 ゾレドロン酸は、破骨細胞を活性化させる。


正解 2,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問218

62歳女性。
身長148cm、体重68kg。
糖尿病のため、食事療法及び運動療法に加え
処方1による治療を受けていたが
効果不十分のため処方2による治療に変更された。

(処方1)
ミチグリニドカルシウム水和物 10mg 1回1錠 (1日3錠)
ミグリトール錠 50mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食直前 28日分

(処方2)
リラグルチド(遺伝子組換え)皮下注 (18mg/シリンジ) 1回 0.9mg
1日1回 朝 皮下注射1本 (20回分)


リラグルチドによる治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 1型糖尿病に適用される薬剤である。
2 単独投与による低血糖のリスクは低いが、スルホニルウレア剤を併用した場合は低血糖を引き起こしやすい。
3 自己会合を起こしたリラグルチドが、投与部位から緩徐に吸収されるため、持続的な効果が期待できる。
4 他の薬物療法で十分な効果が得られない場合に限り使用できる。


正解 2,3
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問219

62歳女性。
身長148cm、体重68kg。
糖尿病のため、食事療法及び運動療法に加え
処方1による治療を受けていたが
効果不十分のため処方2による治療に変更された。

(処方1)
ミチグリニドカルシウム水和物 10mg 1回1錠 (1日3錠)
ミグリトール錠 50mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食直前 28日分

(処方2)
リラグルチド(遺伝子組換え)皮下注 (18mg/シリンジ) 1回 0.9mg
1日1回 朝 皮下注射1本 (20回分)


ミチグリニド及びリラグルチドは、インスリンの分泌に影響する薬物である。
ンスリンに関連する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 インスリンは、別々に生合成されたA鎖とB鎖がジスルフィド結合でつなぎあわされたポリペプチドである。
2 インスリンは、生合成された後、細胞内の顆粒に蓄えられる。
3 血液中のグルコース濃度が上昇すると、インスリン産生細胞内のATP 濃度の低下を介して、インスリンの分泌が促進される。
4 リラグルチドは、膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞に作用する。
5 ミチグリニドは、細胞内のCa2+濃度の低下を介してインスリンの分泌を促進する。



正解 2,4
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問220

45歳男性。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症のため、以下の薬剤が処方された。

(第1日目処方)
点滴静注注射用テイコプラニン (200mg/バイアル2本) 400mg
生理食塩液10mL
生理食塩液250mL
1バイアルあたり 生理食塩液 5mL を加えて溶解後
250mL の生理食塩液に希釈し投与、朝夕2回

(第2日目処方)
点滴静注注射用テイコプラニン (200mg/バイアル2本) 400mg
生理食塩液10mL
生理食塩液250mL
1バイアルあたり生理食塩液5mL を加えて溶解後
250mL の生理食塩液に希釈し投与、朝1回


処方されたテイコプラニンは、細菌細胞壁ペプチドグリカンの合成阻害により
MRSA に対して抗菌作用を示す。
ペプチドグリカンに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 グラム陽性菌に特有の構造体であり、グラム陰性菌には存在しない。
2 N -アセチルムラミン酸のホモポリマー及びペプチドから構成され、網目構造を形成する。
3 細胞膜の内側に層状構造で存在する。
4 細菌の形態維持及び浸透圧からの菌体保護の役割をもつ。
5 涙や鼻汁に含まれるリゾチームにより分解される。


正解 4,5
※白黒反転で、解答番号が見えます。
正解の右側をドラッグして下さい。




問221

45歳男性。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症のため、以下の薬剤が処方された。

(第1日目処方)
点滴静注注射用テイコプラニン (200mg/バイアル2本) 400mg
生理食塩液10mL
生理食塩液250mL
1バイアルあたり 生理食塩液 5mL を加えて溶解後
250mL の生理食塩液に希釈し投与、朝夕2回

(第2日目処方)
点滴静注注射用テイコプラニン (200mg/バイアル2本) 400mg
生理食塩液10mL
生理食塩液250mL
1バイアルあたり生理食塩液5mL を加えて溶解後
250mL の生理食塩液に希釈し投与、朝1回


テイコプラニンの使用上の注意に関する記述のうち、適切でないのはどれか。
1つ選べ。

1 腎障害を引き起こす可能性のある薬剤との併用を避けることが望ましい。
2 MRSA 感染症以外への適応は認められていない。
3 投与開始後24時間までの累積尿中排泄率は約30%であるため、腎機能に応じた投与量の調節は必要ない。
4 投与期間中は、血中濃度をモニタリングすることが望ましい。
5 30分以上かけて緩徐に点滴静注することが推奨されている。


正解 3
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問222

45歳女性。身長148cm、体重52kg。
体表面積は1.44m2、クレアチニンクリアランスは40mL/minであった。
Stage II の卵巣がんに対する化学療法として次の治療を受けることになった。

(処方1)
点滴静注パクリタキセル注射液
(100mg/バイアル2本、30mg/バイアル2本) 250mg
5%ブドウ糖注射液250mL
3時間かけて投与、3週毎

(処方2)
点滴静注カルボプラチン注射液
(450mg/バイアル1本、150mg/バイアル1本) 600mg
注射用水250mL
1時間かけて投与、3週毎
処方1及び処方2を同日に開始し、6サイクル実施


この処方を受けとった薬剤師が確認する内容として、適切でないのはどれか。
1つ選べ。

1 カルボプラチンの総投与回数。
2 カルボプラチンを混和する液が注射用水であること。
3 腎機能が低下しているため、カルボプラチンの減量を考慮すること。
4 パクリタキセルの点滴ルートに、DEHP(可塑剤の1種)が含まれないこと。
5 パクリタキセルの投与を、0.22μm 以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して行うこと。


正解 2
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問223

45歳女性。身長148cm、体重52kg。
体表面積は1.44m2、クレアチニンクリアランスは40mL/minであった。
Stage II の卵巣がんに対する化学療法として次の治療を受けることになった。

(処方1)
点滴静注パクリタキセル注射液
(100mg/バイアル2本、30mg/バイアル2本) 250mg
5%ブドウ糖注射液250mL
3時間かけて投与、3週毎

(処方2)
点滴静注カルボプラチン注射液
(450mg/バイアル1本、150mg/バイアル1本) 600mg
注射用水250mL
1時間かけて投与、3週毎
処方1及び処方2を同日に開始し、6サイクル実施


パクリタキセルとカルボプラチンは、細胞の増殖に影響を与える薬物である。
胞増殖に関連する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 がん原遺伝子は、正常な細胞増殖には関与しない。
2 DNA の損傷は、DNA 複製前に細胞周期のG2/M チェックポイントにおいてチェックされる。
3 パクリタキセルは、微小管の脱重合を阻害して細胞分裂を抑制する。
4 カルボプラチンは、DNA の構成塩基に結合してDNA 複製を阻害する。


正解 3,4
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問224

55歳男性。
身長168cm、体重82kg。血清クレアチニン値1.8mg/mL。
気管支ぜん息の既往症がある。
高尿酸血症と診断され、以下の薬剤が処方された。

(処方)
アロプリノール錠100mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 28日分


この処方の内容及び患者指導に関する記述のうち、適切なのはどれか。
2つべ。

1 日頃の尿酸値のコントロールが重要であることを説明し、服薬遵守を促す。
2 テオフィリンが処方された場合は、アロプリノールとの相互作用に注意する。
3 アロプリノールの大部分はオキシプリノールに代謝されるため、腎機能に合わせた減量を考慮する必要はない。
4 海藻類の摂取をなるべく控えるよう指導する。



正解 1,2
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問225

55歳男性。
身長168cm、体重82kg。血清クレアチニン値1.8mg/mL。
気管支ぜん息の既往症がある。
高尿酸血症と診断され、以下の薬剤が処方された。

(処方)
アロプリノール錠100mg 1回1錠 (1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 28日分


アロプリノールは、核酸の代謝に影響する薬物である。
ヒトにおけるヌクレオチドの合成及び分解に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 プリン塩基の分解による最終産物は尿素である。
2 サルベージ経路では、ヌクレオチドの分解で生じたヌクレオシドや塩基が再利用される。
3 ピリミジンヌクレオチドが分解されて、キサンチンが生成する。
4 アロプリノールは、キサンチンオキシダーゼを阻害する。
5 プリンヌクレオチドの生合成では、プリン骨格が合成された後に5-ホスホリボシル1-ピロリン酸が付加される。


正解 2,4
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