問98-97 解説


問97

試料から難(不)揮発性薬毒物を分離するためのスタス・オット(Stas-Otto)法の概要を図に示す。
モルヒネが最も多く回収される画分の番号はどれか。
1つ選べ。






モルヒネは塩基性物質です。
そのため、酒石酸酸性の状態では、塩を形成すると考えられます。
よって、水層に抽出されます。

次に、NaOHを加えた強アルカリ環境においては、フェノール性OHがあることから
やはり塩を形成すると考えられます。
よって、水層に抽出されます。

最後に、弱アルカリ環境では、特に塩を形成することなく
分子形のままであると考えられます。
よって、有機溶媒層に抽出されます。

以上より、有機層 4 に、モルヒネは最も多く回収されます。
正解は 4 です。