問98-275 解説



問275

53歳男性。体重50kg。胃がんと診断され、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤と
シスプラチンとの併用療法が施行されることになった。

今回の治療法の副作用とその対策に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。


1 嘔気・嘔吐の副作用発現頻度が高い。
2 骨髄抑制などの副作用を回避するために、血液検査を頻回行う。
3 シスプラチンによる腎毒性軽減のために、大量の輸液投与を行う。
4 利尿剤の併用は禁忌である。
5 副作用予防のため、いずれの薬剤も休薬期間が必要である。



テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム(TS-1)は、胃がんなどに用いられる経口抗がん剤です。
シスプラチンなどと併用されます。

腹水がたまった時などに、利尿剤が併用されることもあります。
禁忌ではありません。
よって、選択肢 4 は誤りです。

その他の選択肢は、全てその通りの記述です。

TS-1は、通常成人に、1日2回で28日間連日投与した後、14日間の休薬をはさみます。
シスプラチンは、様々な用法がありますが、胃癌について選択されるE法では
1日1回投与して、少なくとも3週間休薬をします。


正解は 4 です。