問98-276 解説



問276

保険薬局にて、以下の処方せんを受け付けた。

(処方1)
ダイオウ末 1回 0.5g (1日 1.5g )
酸化マグネシウム 1回 0.5g (1日 1.5g )

(処方2)
アスピリン末 1回0.33g (1日1.0g)
炭酸水素ナトリウム 1回0.5g (1日1.5g)
1日3回 朝昼夕食後 7日分

粉末薬品の混合に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。

1 互いに相互作用を起こさない水に可溶な2種の結晶性粉末を混合すると、臨界相対湿度は上昇する。
2 水に可溶な結晶性粉末と不溶な結晶性粉末とを混合すると、水に可溶な結晶性粉末の臨界相対湿度は低下する。
3 粉末薬品の混合性は、粉末薬品の粒子形状の影響を受ける。
4 2種の粉末薬品を混合する場合、粒子の密度差が大きいほど混合性がよい。
5 粉末薬品の混合は、粒子間の結合性及び付着性が小さい場合には平均粒子径の差が近いほど容易である。



臨界相対湿度とは、吸湿も乾燥もしない湿度のことです。
言い換えると、これ以上の湿度になると、吸湿する湿度です。

臨界相対湿度は、2種類の粉末を混合した時は、一般に吸湿性が増します。
すなわち、臨界相対湿度は、下がります。
よって、選択肢 1 は誤りです。


水に可溶な結晶性粉末と、不溶な結晶性粉末を混合しても、臨界相対湿度は
変化しません。
よって、選択肢 2 は誤りです。


選択肢 3 はその通りの記述です。


粒子の密度差が大きいほど、混合性は悪くなります。
よって、選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。


以上より、正解は 3,5 です。