問98-279 解説



問279

75歳男性。血糖コントロール不良で入院した。眼底検査のために眼科を受診したところ
眼圧上昇が認められたので、以下の薬剤が処方された。

(処方)
チモプトールXE点眼液 0.5%(注) (2.5mL/本) 1回1滴
1日1回 両眼に点眼 全1本
(注:チモロールマレイン酸塩を 0.5%含む持続性点眼液)


チモプトールXE点眼液には、以下の添加物が用いられている。
添加物:ジェランガム、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン
ベンゾドデシニウム臭化物、D-マンニトール
この点眼剤が持続性を示す機構として、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 涙液中のナトリウムイオンと反応しゲル化するため。
2 薬物と添加物が不溶性の複合体を形成しているため。
3 薬物が徐放性微粒子に内封されているため。
4 薬物がo/w型エマルションの油層に保持されているため。
5 高分子を結合させたプロドラッグであるため。




チモプトールXEは、涙液中のイオンにより、角膜上でゲル化することにより、持続性を示します。
ゲル化する目薬なので、複数の点眼液を利用する時は、最後に点眼するよう指導します。
ゲル化剤は、ジェランガムです。


以上より、正解は 1 です。