問98-283 解説



問283

65歳男性。体重53kg。疼痛緩和治療を受けているがん患者である。
モルヒネの副作用としての便秘がひどくなり、処方変更がなされた。

(従来処方)
モルヒネ硫酸塩水和物徐放錠30mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 3日分

(変更処方)
フェントステープ2mg(注) 1回1枚 (1日1枚)
1日1回 就寝前 3日分 (全3枚)

(注:フェンタニルクエン酸塩2mgを含む経皮吸収型製剤)


今回処方されたフェントステープに関する記述のうち、誤っているのはどれか。
1つ選べ。

1 支持体、薬物を含む膏体及びライナーから構成される。
2 貼付24時間後も、製剤中に薬物が残存している。
3 膏体を構成するスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体には、水に不溶である。
4 高温とならない所に保管する。
5 ハサミ等で切って使用しても差しつかえない。



選択肢 1 ~ 4 はその通りの記述です。

フェントステープは、ハサミ等で切って使用してはいけません。
1枚(の薬物量)での使用が想定されています。
他にも、生活上の注意として、テープを貼っている部分が
電気パッドなどで温まらないように注意する必要があります。
温度によって、薬剤の溶出が速くなるためです。


以上より、正解は 5 です。