問98-285 解説



問285
47歳男性。気管支ぜん息の治療中である。この患者に以下の薬剤が新たに処方された。

(処方)
アドエア125エアゾール120吸入(注) 1回2吸入
1日2回 朝夕食後 吸入 全1個
(注:サルメテロールキシナホ酸塩及びフルチカゾンプロピオン酸エステルを含有する
加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)。
1吸入で、サルメテロールとして25μg及びフルチカゾンプロピオン酸エステルとして125μgを吸入できる。)

この薬剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。
1つ選べ。

1 全身作用を目的とした吸入エアゾール剤である。
2 肺深部まで薬物を送達させるために、エアゾール粒子の空気力学径が30~100μmの
大きさに設計されている。
3 速く吸入する方が吸入効率がよい。
4 吸入後に息を止める必要はない。
5 容器は、密封容器である。



アドエアエアゾールは、吸入薬です。
吸入により、局所的作用が期待される薬です。
よって、全身作用が目的ではありません。
選択肢 1 は誤りです。


アドエアエアゾールの粒子径は、大体 3 μm 程度です。
よって、選択肢 2 は誤りです。


アドエアエアゾールは、手で押して薬を押し出す形式なので
速く吸入する必要はありません。
無理をしない程度に十分息を吐き出した後、息をゆっくりと吸い込みながら吸入します。
よって、選択肢 3 は誤りです。


吸入後には、数秒間息をとめます。
よって、選択肢 4 は誤りです。


選択肢 5 はその通りの記述です。


ちなみに、吸入後は、必ずうがいをするよう指導する必要があります。
気道に薬が残ることによる、副作用(感染症など)を避けるためです。


以上より、正解は 5 です。