問28 コリンエステラーゼを可逆的に阻害するのはどれか。 1つ選べ。 1 アトロピン 2 カルバコール 3 エドロホニウム 4 ブチルスコポラミン 5 プラリドキシム(PAM) アトロピンは、抗コリン薬です。 ムスカリン受容体に結合することで、受容体を遮断する薬です。 コリンエステラーゼには作用しません。 カルバコールは、コリン作動薬の一つです。 コリンエステラーゼに分解されにくいという特徴があります。 エドロホニウムは、持続時間の短い、コリンエステラーゼ阻害薬です。 重症筋無力症の診断に使用されます。 ブチルスコポラミン(ブスコパン)は、4級アンモニウム塩である、抗コリン薬です。 4級アンモニウム化することにより、血液脳関門の透過性を低め、中枢性の副作用を軽減した薬物です。 胃腸など、内蔵のけいれん性の痛みをとるお薬です。 プラリドキシムは、コリンエステラーゼ賦活薬です。 コリンエステラーゼ阻害薬による中毒の、特異的解毒剤として用いられます。 |